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ナンバープレートって何種類あるの?どうやって分けられているの?

日本の公道を走行するために必要なナンバープレート。
白いものや黄色いもの、緑色のものなど、いろいろなタイプのナンバープレートがあります。

今回は、自動車には何種類のナンバープレートがあって、どのように分けられているのかをご紹介します。

ナンバープレートの種類と分け方

ナンバープレートは大きく分けて3種類の分け方があります。
ひとつめがプレートの色と文字の色との組み合わせ、ふたつめが地名の横にある分類番号と呼ばれる数字、そして最後のひとつが左側のひらがな1文字です。

プレートと文字の色による分類

色による分類では、車両の大きさと用途の違いによって6つに分けられています。
車両の大きさの定義、用途の定義はそれぞれ明確に決まっています。

車両の大きさは、道路運送車両法に基づいて総排気量が660cc以下で長さ3.4m以下、横幅1.48m以下、高さ2.0m以下の「軽自動車」、ガソリンエンジンを使用する、総排気量が2,000cc以下で長さ4.7m以下、横幅1.7m以下、高さ2.0m以下の「小型自動車」、軽乗用車や小型自動車、重機などの特殊自動車を除いた「普通自動車」の3種類があります。

用途は、プライベートで使う「自家用」、仕事として使う「事業用」「公的機関が使用するもの」などがあります。

これらの組み合わせによって、取り付けられるナンバープレートの色分けが変わります。

白ナンバー

最もポピュラーな白地に緑文字のナンバープレートで、全体的に白く見えることから「白ナンバー」と呼ばれています。
自家用目的の自動車で、大きさが普通車もしくは小型車の車両に取り付けられます。

緑ナンバー

白ナンバーとは対照的に、緑地に白い文字のナンバープレートが「緑ナンバー」です。
白ナンバーと同じ小型車もしくは普通車に取り付けられますが、白ナンバーと違って事業用の自動車に取り付けられます。
トラックやバス、タクシーなど、仕事としてモノや人を運ぶ自動車の多くが、この緑ナンバーです。

黄色ナンバー

自家用車の中で、軽自動車に取り付けられるのが、黄色い下地に黒い文字の「黄色ナンバー」です。
街で軽自動車を見かける機会も多く、白ナンバーについでポピュラーなナンバープレートといえます。

黒ナンバー

黄色ナンバーの逆、つまり黒地に黄色い文字のナンバープレートが「黒ナンバー」です。
事業用軽自動車に取り付けられるナンバーで、一部の軽貨物業に使用される軽自動車や小型のタクシーなどで見ることができます。

青ナンバー

普段目にすることはほとんどない、外交に関わる車両に取り付けられるのが「青ナンバー」です。
青ナンバーには、下地が青く文字が白い大使館専用のものと、下地が白く文字が青い領事館専用の2種類のものがあります。
このことから、プレートの色と文字の色によるナンバーの区分を、6つではなく7つとする場合もあります。

自衛隊ナンバー

下地が白く、文字が黒いのが自衛隊専用車両に取り付けられる「自衛隊ナンバー」です。
自衛隊の駐屯地付近や、高速道路などで隊員を輸送している車に見ることができます。

分類番号による違い

青ナンバーや自衛隊ナンバー以外のナンバープレートには分類番号という番号が割り振られています。
分類番号はナンバープレート上部の地名のとなりに表示されており、分類番号の一番左の桁の数字で、自動車の区分が判別できます。

分類番号の種類一覧

割り当てられる番号対象の車両
1・10~19・100~199普通貨物自動車
中型以上のトラックなど
2・20~29・200~299普通乗合自動車
11人以上の人数が載れるバスなどの自動車。
3・30~39・300~399普通乗用自動車
乗用車の中でも、少し大きめな車両
4・40~49・400~499小型貨物自動車
軽トラや小型トラックなど
5・50~59・500~599小型自動車
小さめの乗用車
6・60~69・600~699小型貨物自動車
4ナンバーが埋まったときにはこちらが使用される
7・70~79・700~799小型自動車
5ナンバーが埋まったときにはこちらが使用される
8・80~89・800~899特殊用途自動車
パトカー、救急車、消防車などの自動車
9・90~99・900~999大型特殊自動車
除雪車などの特殊な用途で使用される大型の自動車
0・00~09・000~099大型特殊自動車
いわゆる建設機械はこちらのナンバーが使用される

最近では、分類番号の下二桁にアルファベットが使われているものも登場しています。
分類番号は購入する側で選ぶことができないので、自分の車にアルファベットが付いていたらラッキーかもしれません。

プレート左のひらがな1文字

ナンバープレートは、中央に大きく最大4桁の数字が並んでいますが、その左にひらがなが1文字記入されています。
もちろんこのひらがなにも意味があり、自家用、事業用のほかに、レンタカー、軍関係の車両などで、振り分けられる文字が異なります。

現在存在するプレートの文字一覧

割り当てられる文字対象の車両
自家用車さ、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、ほ、ま、み、む、め、も、や、ゆ、ら、り、る、ろ
事業用あ、い、う、え、か、き、く、け、こ、を
レンタカーわ、れ
駐留軍人・軍属私用よ、E、H、K、M、T、Y、など

ちなみに、「お」「し」「ん」「へ」は、他の文字と混同しやすかったり、縁起が悪いなどの理由で使用されません。

その他にも、ナンバーの文字が発光する字光式ナンバープレートや、一部地域の特産など、特殊なデザインで作られた地域限定ナンバーなど、ナンバープレートのバリエーションは増えています。
ナンバープレートについて気になった方は、過去の記事でいろいろとご紹介していますので、そちらもぜひ見てください。
【関連記事:今さら聞けない?字光式ナンバーの導入について】
【関連記事:ナンバープレートの「封印」とは?】

ナンバープレートで税金の額がわかる

自動車税や自動車重量税(別名:重量税)のように、自動車を持っていることに対してかかる税金があります。
これらの税金は、自動車の大きさや用途によって金額が変化します。

大きさはナンバープレートとあまり関係ありませんが、用途に関してはナンバープレートを見れば自家用か事業用か判断できるので、ナンバープレートの色や割り当てられているひらがなを参照することで、自動車税や重量税の計算が可能です。
【関連記事:トラックにかかる税金とその対策について】

ナンバープレートにはさまざまな種類のものがあり、自家用車、トラック、バス、タクシーなど、公道を走る全ての自動車に取り付けられています。
一度ご自身のナンバープレートに目を向けてみると、新しい発見があるかもしれません。

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