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日野自動車、新型ハイブリッド大型トラックを発表!

2018年7月17日、日野自動車は大型トラック「プロフィア」に、高速道路での燃費向上を図ったハイブリッドタイプのトラックの発表を行いました。
2019年夏には販売予定のこの車体の特徴はどのようなものでしょうか。
現在判明している情報に基づいてご紹介していきます。

新型プロフィアの概要

2014年から開発に着手していた大型ハイブリッドトラックのコンセプトをもとに、12AMTのトランスミッションと、ディーゼルエンジンとリチウムイオンバッテリーの2つのエンジンを切り替えて使用するハイブリッドエンジンを導入しました。
このハイブリッドモデルのプロフィアでは、世界初のAIを活用した坂道の勾配を先読みしてエンジンを切り替えるハイブリッド制御システムを導入しています。
進行方向の100㎞先までのルートをもとに、10㎞先までのエンジンとモーターのトルクのバランスなどをAIが計算して制御する「バッテリーマネジメント&トルク配分制御」のシステムが世界で初めて採用されるといいます。

新しいハイブリッドモデルのプロフィアの特徴とは

今回発表されたハイブリッドモデルのプロフィアの特徴は、大型トラックに世界で初めてハイブリッドシステムを導入し、従来のプロフィアから操作感覚を変えずに燃費性能の大幅アップを達成していることです。
開発時に行われた実験では、約360㎞を走行し通常のディーゼル車と比べて14リットル、およそ15%の燃費向上につながったとされており、年間走行距離とされる12万km換算では4700リットル、軽油が120円/リットルで計算した場合、年間約56万円相当の燃料費が削減できる、と発表されています。

大型トラック「プロフィア」の新型ハイブリッドモデル開発の経緯

日野自動車では、2017年10月に「日野環境チャレンジ2050」という地球温暖化や水不足、自然破壊などのさまざまな問題に対して貢献する、6つのチャレンジ項目を策定しました。
その中で「新車CO2ゼロチャレンジ」として、トラックやバスなど、すべての車両の走行時に排出されるCO2排出量を90%削減することを目標に掲げています。

これを達成するためには、日野自動車の車両全体のうち、CO2排出量の約7割を占める「大型トラックの燃費性能」の向上が必須として研究・開発を行ってきました。

そして日本では、大型トラックが走行している場所の半数以上は高速道路です。
高速道路での燃費性能が改善されれば、CO2削減に対してより大きな効果を生み出すことが可能だとして、高速道路で車体を効率的に運用できるハイブリッドシステムの開発に至りました。
元々日野自動車は、1989年に世界で初めてハイブリッドのエンジンを搭載した大型バス「ブルーリボン」を販売し、商用車メーカーはもとより自動車メーカーの中でもハイブリッドの技術においては最先端を進んでいる企業です。
25年以上にわたるハイブリッドのシステム開発の結晶が、今回の大型トラック「プロフィア」の新型ハイブリッドモデルです。

プロフィアの新型ハイブリッドモデルのさらなる特徴

プロフィアの新型ハイブリッドモデルのポイントの1つとして、上述の通り積載性能や操作性などは従来のディーゼルエンジン式のプロフィアを踏襲するというものがあります。
つまり、これまでの操作感覚や作業感覚を変えることなく燃費性能を向上させた形になります。
さらに付随する効果としては、バッテリーを使用した走行では、走行中の騒音や振動が軽減されたとも発表しており、運転するドライバーへの負担軽減にもつながります。

大型トラック業界の今後の動向

今回のような大きなモデルの更新を行う際は、さまざまな業界で動きがあるでしょう。
大型トラックとしての燃費性能が大幅に向上したモデルが発表されることによって、国内の運送業界の活性化につながる可能性が高く、さらに中古トラックの販売やレンタル、買取の業界などでもさらなる活性化が起きると予想されています。
これは、トラックのモデルチェンジが起きた時によく起こる動きであり、燃費性能が車体運用のコストに直結する今回のような場合、 買い替えの需要が発生しやすくなるということが大きな要因です。

このプロフィアを皮切りに、ハイブリッドエンジンが搭載された大型トラックが、日本の運送業界で活躍する日もそう遠くないかもしれません。

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