レンタルのツボ

過走行の中古トラックを購入するときの注意点とは

中古トラックを購入するときは、車両の状態をチェックしてから購入することを決めるのではないかと思います。
自身の目的に合った装備が揃っているか、自身の用途に必要な機能が備わっているか、もちろん予算内に収まるかといったことも重要です。
そんな中でにわかに注目を集めているのが「過走行車」です。
過走行車とはどんな車両か、他の中古トラックと比べてどんな利点があるのか、そして過走行車を購入するときに注意しなければいけないことは何か、これらのことを知っておけば、中古トラックを購入する際により良い条件の車両を手に入れることができるでしょう。

そこで今回は、過走行の中古トラックを購入する際のポイントをご紹介していきたいと思います。

過走行とは

そもそも「過走行」とは、どんな状態なのでしょうか。
過走行は、その車種における一般的な走行距離を超えて走行している車両のことです。

過走行車と呼ばれるようになる距離は

一般的な走行距離とは言うものの、いったいどれくらいの距離を走行したら過走行と判断されるのでしょうか。
過走行と判断される走行距離は一般の乗用車とトラックで異なります。

一般の乗用車の場合、「1年あたり1万km、10年間で10万km以上」というのが過走行の判断基準になっているようです。
そのため、一般の乗用車を中古車で購入する場合は、走行距離が10万kmを超えているかどうかが車両購入の1つの判断基準といえます。

トラックの場合は事情が変わってきます。
トラックは一般の乗用車よりも頑丈にできており、一般車では過走行の判断基準とされる10万kmを、1年間で走破してしまうこともざらにあります。
したがって、トラックが過走行とされるのは走行距離が「70万km」を超えてからで、非常に長距離の走行に耐えられると判断されています。

過走行の中古トラックについて

さて、ここまで過走行とはどのようなものかについてご紹介してきました。
ここからは、過走行の中古トラックの購入についてご紹介していきたいと思います。

過走行の中古トラックを購入するメリット

わざわざ過走行の中古トラックを選んで購入するからには、何かしらのメリットがあるのではないかと思われるでしょう。
過走行の中古トラックを購入するメリットはいくつかあります。

安さ
まず1つ目にして最大のメリットといえるのが、価格の安さです。
中古のトラックは、新車に比べて価格が安く設定されているのはご存知の通りかと思いますが、過走行のトラックの場合、同じ型で同じ装備の中古トラックと比べても安い価格で購入できるというメリットがあります。

すでに組みあがっていること
過走行車も含め、新車と比べて中古のトラックが優れている点として、既に車体が組みあがっていることがあげられます。
新車の場合、購入時に自分好みにカスタムすることはできても、車体が組みあがるまでは現物を見て使用感などを確認することはできません。
それに対し中古のトラックであれば、組みあがった実物を確認することができるため、実際の使い心地などの想像がしやすいです。
また、中古トラックの場合はオプションやカーナビなどの追加装備が取り付けられた状態で売られていることもあるので、想定以上に格安で車体を購入できる可能性もあります。

過走行の中古トラックを購入するときの注意点

さて、ここまで良い面ばかり取り上げてきましたが、もちろん注意するべき点も存在します。

過走行の中古トラックを購入する際の一番の不安要素は、購入したトラックがちゃんと使えるかどうかではないでしょうか。
結論から言うと、過走行のトラックであっても「きちんとメンテナンスが行われている車両であれば」問題なく使用することができます。

トラックの場合、定期的に正しいメンテナンスが行われていれば、100万kmを超える距離を走行していても問題なく運用できます。
そのため、過走行のトラックの購入時には、メンテナンスが「正しく」「定期的に」行われていたかどうかを確認することが非常に重要になります。

点検整備記録簿を確認しましょう

メンテナンスの状況を確認するために見ておきたいものの1つに「点検整備記録簿」があります。
点検整備記録簿は、車検や定期点検など、メンテナンスが行われた際に必ずつけることになっている記録簿です。
故意に紛失したりしていなければ、基本的に「点検整備記録簿がない」という状況には陥りませんので、その記録内容を見て正しくメンテナンスや整備が行われていたかを判断しましょう。

必ず実物を確認しましょう

過走行の車両に限らず、中古トラックを購入する場合に一番やってはいけないのが、インターネットのサイトやカタログだけを見て購入を決定してしまうことです。
その車体が実際にどのような装備を持っているのか、サイトやカタログに記載された能力が十分に発揮できるのかなどは、実際に実物を見て確認してみないと分かりません。
中古とは言えトラックは安い買い物ではありませんので、中古でトラックを購入する際には、必ず実物を確認してから購入を決めましょう。

いかがでしたでしょうか。
今回は過走行の中古トラックを購入するときのポイントや、過走行のトラックのメリットなどをご紹介しました。
過走行のトラックの購入を考えているのであれば、今回ご紹介した内容に気を付けて購入するようにすれば、より状態の良い車両を手に入れることができるようになります。
ぜひご参考にしてみて下さい。

関連記事

  1. トラックのオーバーヒートについて【原因と予防法】編
  2. 女性のトラックドライバー「トラガール」とは
  3. クローラークレーンのレンタル料金はどのくらい?
  4. トラックが足りない!そんな時に役立つ「傭車(庸車)」とは
  5. 運送業界で戦うドライバーが行うべき最高のストレッチは「ラジオ体操…
  6. 運送会社の新たな選択肢、ライトバンについて
  7. 【圧縮機】コンプレッサーのレンタル料金相場は?
  8. 構造変更って何?どんなときにどんなことをするの?

人気の記事

お電話でもトラック買取査定代行サービスへのお申込みを受け付けております。 0120-946-652 [受付時間]10:00~18:00 (土日・祝祭日を除く) お電話でのお申し込みに際しては、お手元に「車検証」をご用意ください。

トラックのミカタTV

トラック買取査定のマッチングサービス「トラックのミカタ」
提携パートナー募集|トラック買取査定のマッチングサービス「トラックのミカタ」

LINE@でトラック買取査定マッチング LINE@トラックのミカタ

PAGE TOP
0