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大きな荷物を受け取る際の注意点!「軒下渡し」「車上渡し」「置場渡し」って何のこと?

ECサイトの普及とともに、どこでも簡単に荷物を受け取れるようになってきた現代日本。
荷物の引き渡し方法もさまざまですが、ときには「引き渡し方法」によってトラブルになるケースがあるようです。
そこで今回は、トラックの荷物の引き渡し方法にはどんなものがあるか、方法の違いによってどんなトラブルが起こるのかと、その対処法についてご紹介します。

荷物の引き渡し方法は3種類

現在、トラックで受け取り主のもとまで運ばれた荷物は、大きく分けて「軒下渡し」「車上渡し」「置場渡し」の3種類の方法で引き渡されます。
それぞれ見ていきましょう。

軒下渡し

宅配ピザなどに代表されるような、ドライバーが荷物を玄関まで運んでくれる方法が軒下渡しです。
恐らく、一般の消費者にとっては最も身近なタイプの方法ではないでしょうか。
ネットショッピングで注文する際に自宅受け取りにすると、多くの場合は軒下渡しになります。

車上渡し

車上、つまり運搬してきたトラックの荷台の上で荷物を引き渡す方法が車上渡しです。
そのため、荷物を降ろす作業も受け取り主側が行う必要があります。

工業機械やドラム缶といった、重量が重くて機材や人員が必要になる荷物を、工場や施設などの法人のもとに運ぶときに、この方法がとられることが多いです。
軒下渡しに比べると、荷物を受け取ってから保管場所に設置するまでの効率が良いなどのメリットがある一方で、一般の消費者にとっては手間が増えて面倒になりやすく、利用されることはあまりありません。

置場渡し

置場渡しは、受け取り主があらかじめ指定した置場に荷物を置くことによって引き渡しが成立する方法です。
受け取り主は引き渡しの際、現地にいなくてもよい、運送会社側も不在の心配をせず、指定された場所に荷物を納品するだけでよいので、非常に便利な方法といえます。

厳密には置場渡しとは異なりますが、感覚としてはネットショッピングで購入した商品の「コンビニ受け取り」が近いでしょう。

引き渡し方法の違いによってこんなトラブルが

大まかに3種類の方法で荷物が引き渡されることをお伝えしましたが、それぞれに長所・短所があります。
そのため、状況に見合った正しい方法で荷物の引き渡しをしないと、送り主にも、運送会社にも、受け取り主にもマイナスになることがあります。

重量物を受け取れない

主に、大型家電や楽器などの重量物を購入した際、誤って車上渡しにしたことで起きるケースです。
注文の際、車上渡しを選択すると、トラックが到着して荷物を引き取った後、自宅に運ぶまでの移動からは自身の手で行うようになります。

そのため、車上渡しの場合どんなに重い荷物でも、運送会社も荷降ろしのための機材や人員を用意せず、ドライバーのみがやってくることもあります。
一人や二人で持ち運べる重さのものならば問題ありませんが、中には数人で運んだり、台車などを使用しないといけないものもあり、荷物を受け取れない場合もあります。

特に最近は、ECサイトの普及によって法人向けの家電製品を購入できるサービスも増えてきていますが、法人向け家電製品の中には車上渡しが普通の方式になっているものもあるため、注意が必要です。
大きな荷物の注文を確定する前には、必ず引き渡しの方法を確認しましょう。

荷物の状態が…

荷物を引き取る手続きは問題なく進んだものの、引き取った後に荷物を確認したら傷ついていたりへこんでいた、というのは、あまり言いたくはありませんがよくあることです。
ここで問題に挙げられるのが、「壊れた荷物はだれの責任になるのか」ということ。

ポイントは、責任が移動するタイミングです。

送り主や運送会社などの「荷物を送る側」が責任を持つのは、「荷物を引き渡す時」までです。
それは、引き渡しの場所が玄関前であろうがトラックの荷台の上であろうが変わりません。

そのため、車上渡しで荷物の引き渡しが完了した後は、たとえトラックから降ろしている最中に誤って荷物を傷つけたとしても、受け取り主側の責任となります。
さらに、引き取った後に確認して傷やへこみがあったとしても、荷物を引き渡される前にその傷やへこみが付いていたかどうかわからなければ、責任の所在がわからないため、受け取り主が泣き寝入りすることになります。

こうしたトラブルを防ぐために、車上渡しの荷物が届いた際には必ず荷物に傷がついていないかをチェックしたうえで引き取り手続きを完了しましょう。

置場渡しだけど…荷物が置けない

置場渡しの際まれに起きるトラブルが、指定された置場にスペースが無かったり、重量物を動かすための機材が無かったりして、荷物を置くことができないケースです。
この場合、ドライバーから連絡がくることもあれば、キャンセル扱いになって荷物を受け取れないこともあります。
置場を指定する際には、荷物を正しく置けるように準備しておきましょう。

終わりに

今回は、トラックで運ばれてきた荷物の引き渡しの方法についてお話ししました。
引き渡しにさまざまな方法があって便利な面もある一方、使い方を間違えればトラブルに発展することもあります。
特に大きな荷物を運ぶときには、引き渡しの方法に注意しながら注文をしましょう。

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