お役立ち情報

【ダメ!】飲酒運転の定義と罰則【絶対!】

暑い夏、キンキンに冷えたビールがおいしくなる季節。
飲み会や晩酌が楽しくなる一方で、気を付けなければいけないのが飲酒運転です。
飲酒運転で幸せになる人はいません。
しかし、それでもなお飲酒運転の数は減っていません。
そこで今回は、飲酒運転の現状や定義、罰則や処分、そして対策についてご紹介していきます。

飲酒運転の定義や罰則は?

現在、飲酒運転はどのような扱いになっているのでしょうか。
飲酒運転とは、「アルコールを摂取した後に、そのアルコールの影響がある状態で自動車などの車両を運転する行為」のことを言います。
さらにその中で、「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」の2種類に分かれています。

酒気帯び運転は血中アルコール濃度の数値で判断されます。
アルコールチェッカーなどを使用して、息にアルコールが検出されるかどうか、他にも血液検査などで検査が行われます。
2009年6月以降の道路交通法の改定において、血中のアルコール濃度が0.15ミリグラム以上で違反点数13点、0.25ミリグラム以上で違反点数25点が課せられるようになっています。
さらに、通常の道路交通法だと複数の違反行為があった場合には、違反点数が最も重い行為の数字が適用されますが、酒気帯び運転をしている状態で別の違反行為を行っていた場合、その違反行為の点数と酒気帯び運転の違反点数が加算されて計算されるという特徴があります。

一方、酒酔い運転は、血中のアルコール濃度の数値に関係なく「アルコールの影響により正常な運転ができない恐れがある状態」と定義されています。
血中アルコール濃度の数値では判断されず、酒酔い運転の判断には別の方法があります。
地面の上に引いた直線の上を歩かせてふらつくかどうか、いくつか質問をしてきちんと受け答えができているかどうか、ペンやライト、指などを顔の前で動かして、それに視線が問題なくついてきているかなど、実際に運転できる能力が維持できているかが調べられます。
酒酔い運転と判断された場合には、問答無用で35点の違反点数が課されます。
その時点で免許の取り消しのほか、免許の欠落期間(免許の取得ができない期間)も最低3年、最大で10年もの期間、新規で免許の取得ができません。

また、飲酒運転はドライバー当人だけでなく、飲酒運転に関わった人に対しても罰則を科すことがあります。

まず、飲酒していることがわかっている(飲酒運転となる恐れがある)にも関わらず車両を提供した場合には、

・酒気帯び運転の場合
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

・酒酔い運転の場合
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

車両の運転を行うとわかっているにも関わらずアルコールの提供を行った場合、

・酒気帯び運転の場合
2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

・酒酔い運転の場合
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

また、飲酒運転の恐れがある人に車両の運転を依頼したり同乗した場合には

・酒気帯び運転、もしくは酒酔い運転であることは認識していなかった場合
2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
・酒酔い運転であることを認識していた場合
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

が科されることになります。

これらは全て刑事罰ですので、もしも被害者がいた場合は余罪の追加や民事での責任追求も発生します。
そして、業務として運転を行うドライバーが飲酒運転を行っていた場合、そのドライバーを管理する上司や事業者にも行政処分などが課されることになります。
そのため運送会社などでは、トラックの乗務前に事前のアルコール濃度のチェックを行い、乗務員の管理を徹底しています。

「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」

昔から言われていることではありますが、飲酒運転を防ぐために大切なことは、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」の意識を、ドライバーや周囲の人が徹底することです。
いくら法律などで罰則があっても、「自分達で飲酒運転をしないよう気を付ける」ことができなければ「罰則上等」で飲酒運転を行う人が出てくるかもしれません。
「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」の考え方を、それぞれのドライバーや周囲の人が徹底できるよう、教育や環境づくりを行いましょう。

よくある質問「飲酒後何時間たてば運転していいの?」

「飲酒後何時間たてば運転してもいいの?」という質問をよく見かけます。
筆者も同じ質問をお医者様に投げかけたことがあります。

実は、飲酒した人の年齢、性別、体質、飲んだアルコールの種類や量などによって、体内からアルコールが抜けきる(血中アルコール濃度が平常値に戻る)までの時間が変わるので、具体的に「飲酒後に運転しても良い時間」を断定することはできません。

目安として、生ビールジョッキ1杯(500cc)につき3時間から4時間といわれていますが、「確実に大丈夫」とは言い切れません。
そこで、こんなアイテムを使用してみてはいかがでしょうか?

体内の血中アルコール濃度が測定できる市販の「アルコールチェッカー」

体内のアルコール濃度によって酒気帯び運転の判断がされていることは上述した通りです。
また、酒酔い運転になるほどの酔い方をしている場合は血中アルコール濃度が高いケースが多く(個人差があります)、血中アルコール濃度をしっかりと管理できれば飲酒してから安心して運転することができるようになるまでの時間を判断できます。

そこで活躍するのが「アルコールチェッカー」です。
息を吹きかけて血中のアルコール濃度を測定する機器で、千円台のものから数万円のものまで、非常に多くの商品が市販されています。
ポケットに入るサイズのものも多く、外出時にかさばらないので、カバンなど、常に手元に置いておくと安心です。
アルコール濃度だけでなく、口臭のチェック用としても使用できるタイプのものも存在するので、お酒だけでなく餃子など臭いが気になる場所への付き合いが多い方にもおすすめできます。

いかがでしたでしょうか。
今回は、未だなくならない飲酒運転について、どんな罰則があるのか、そして少しでも飲酒運転をしてしまう可能性を減らすための、考え方や便利なアイテムをご紹介しました。
さまざまな対策と、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」の意識を徹底して、飲酒運転をしないように、させないようにしていきましょう。

関連記事

  1. トラック運送における「標準的な運賃」が制定された!どう対応する?…
  2. トラックのカスタムはどこまでが合法?
  3. トラックのバッテリーについて
  4. 何種類ある?トラックのブレーキについて
  5. トラクタ&トレーラーの運転に必須!けん引免許について
  6. トラックドライバーが行うべき体調管理について
  7. クラクションはいつ鳴らすもの?
  8. 燃料とは違う?エンジンオイルについて

人気の記事

お電話でもトラック買取査定代行サービスへのお申込みを受け付けております。 0120-946-652 [受付時間]10:00~18:00 (土日・祝祭日を除く) お電話でのお申し込みに際しては、お手元に「車検証」をご用意ください。

トラックのミカタTV

トラック買取査定のマッチングサービス「トラックのミカタ」
提携パートナー募集|トラック買取査定のマッチングサービス「トラックのミカタ」

LINE@でトラック買取査定マッチング LINE@トラックのミカタ

PAGE TOP
0