レンタルのツボ

修理?カスタム?買い替え?古いトラックはどうしますか?

長くトラックを運用していると、頑丈に作られているトラックの車体でも少なからず劣化してきます。
そうした時、とることができる選択肢には、どのようなものがあるでしょうか?
どの方法も一長一短あり、「絶対にこの方法がおススメ!」というものがありません。
そこで今回は、長期間使用して車体が劣化してきたときの解決方法を、目的や状況に応じてご紹介していきます。

古くなってきたトラックに対してできる対策とは?

トラックの車体が古くなってきた場合、とることができる対策としては大きく3つあります。

1つ目は、劣化した箇所を修理して、同じ用途で引き続き運用するという方法です。
2つ目は、構造変更などのカスタムを行うことによって、別の目的で運用するという方法です。
そして3つ目は、車両を買い替えることによって、運用できる車体を用意する方法です。

それぞれのメリットやデメリット、どのような条件でおすすめなのかについてご紹介していきます。

劣化した箇所を修繕し、同じ用途で使い続ける方法

まずは、「劣化した箇所を修理・修繕し、引き続き同じ用途で使用する」方法です。
この方法のメリットは、使い慣れた車両をそのまま使用できることと、大きく仕様変更するわけではないので手続き等の数が少なく済むこと、そして車検など、定期的に行われる手続きと合わせて行うなどの工夫で、他の方法に比べて費用と時間を節約できることなどがあります。

さらに、自社内の車両構成を変えなくて済むというメリットもあります。

しかし、劣化した車体を修理して使用する方法の場合、気を付けなければいけないのは車体全体の劣化度合いです。

ある一定以上の規模の修理を行う場合、修理費用も修理期間も大掛かりになり、買い替えた方が安価で、車体が手元にやってくる期間も早くなる可能性があります。
また、修理したとはいってもあくまで応急であり、根本的には車体の劣化自体が解決している訳ではないので、日常のメンテナンスなどは徹底して行わなければいけない、という問題もあります。

どちらかというと、事故や作業時の過負荷など、車体が「劣化」というよりも「損傷」したときにおすすめできる方法です。

車体をカスタムし、別の用途で使う方法

続いては、「車体をカスタムすることによって、元の用途とは違う目的で運用する」方法です。
例えば、

・土砂などを運ぶ目的で使用していたトラックを、荷台のあおりを深くして比重の軽い産業廃棄物などの運搬のために構造変更し、引き続き使用していく
・ミキサー車など特殊用途で使用していたが、車体(ボディ)側の劣化が激しいので安全のために荷台を平ボディに変更、以降は平ボディとして運用

などの方法があります。

また、元の用途でも使用自体はできるものの、新たな用途で使用するために改造して、元の用途で使用するときに最大積載量やスペースなどに制限が発生するようなケースもあります。

この方法のメリットは、目的に応じて車両が持つ性能や機能をうまく発揮させるカスタムができれば、修理や買い替えを行うよりもトータルのコストを抑えられることです。
変更の度合いによって、個人のカスタマイズの範疇に収まるのか、構造変更という陸運支局などで手続きが必要になるのかは変わってきます。

構造変更について詳しくはコチラ…構造変更って何?どんなときにどんなことをするの?

ただし、元の目的で使っていた車両が1台減ることになるので、それをどのようにして埋めるのかが重要になってきます。
また、車体によっては変更が不可能といった問題も発生するため、カスタムに手を付ける前に、事前に準備をしておかないと、思わぬトラブルが起こるケースもあります。

元の用途で使用していた車両が1台分抜ける穴をいかにして埋めるのか、その対策ができている場合に可能な方法だといえるでしょう。
例えば、今後の仕事において、元の用途で使用する車両の台数が確保できていたり、あるいは、業務内容が変わって元の用途で使用することがなくなったり、などのケースです。

車体を買い替える

最後に、「車体の買い替え」です。
他の方法に比べて、元々持っていた車両を手放すという点がポイントです。
元々持っていた車両の状態ではなく、新たに手に入れる車両に注意をしましょう。

特に、新たに入手する車両を「中古トラック」の中から選ぶ場合には、状態や細かな装備など、細心の注意が必要になります。
その理由としては、中古トラックは基本的に「誰かが使った後のもの」なので、車体ごとにスペックや状態、装備の詳細な内容が異なるからです。

自分の目的に合致した車両かどうか、予算などとも相談しながら、新車にするのか、中古車にするのかなどの判断をしたうえで購入すると良いでしょう。

この方法の最大のメリットは、劣化がない、もしくは少ない車体を手に入れることができる点です。
新車の場合は当然、最新の状態で車両を入手することができますが、中古車でも「店舗で販売できるレベル」に整備して車両が販売されているので、状態は良いものであると考えられます。
さらに、買い替えの場合、車両を下取りに出したり買取に出したりすることによって予算の確保が可能なので、場合によっては修理したり構造変更したりするよりも安価で、状態の良い車体が手に入る可能性があります。

車体そのものを買い替えるということに抵抗がない方や、中古車両を購入する場合は「他の人が乗っていた車両」を購入することに抵抗がない方は、車体の買い替えはおすすめな方法だといえます。

いかがだったでしょうか。
単純に「古くなった車体をどうにかする」というだけでも、これだけの方法があります。
それぞれの状況や目的等に応じて、最善な方法は異なりますので、自身の条件に合った方法を選びましょう。

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