買取のタネ

リアダンプを買取に出す前にやっておきたい3つのこと

リアダンプは小型から大型まで、さまざまな種類の車体が存在し、多くの作業現場で活躍している車体の1つです。
ダンプトラック用のシャシに後方に傾ける機構を持つ荷台を装備したシンプルな車体で、ファームダンプやチップダンプといった土砂禁の車体も多く、土木や建築だけでなく運送などさまざまな業界で活躍しています。

ダンプトラックタイプの車両全てに言えることですが、現場内での作業が主な他の重機や建機と比べ、現場までの移動や物資の運搬などにも使われるリアダンプは、走行する距離が特に長くなる傾向にあります。
そのため、足回りの消耗が早く、中古車として売却し買い替えることも少なくないでしょう。

そこで今回は、リアダンプの買い替えや売却をする際、事前にやっておきたい3つのことについてご紹介します。

1つ目は、「書類の準備」です。

トラックやダンプを売却する際に必要な書類がいくつかあります。

「車検証」や「自賠責保険証」などの公道を走行するために必須の書類や、名義変更や登録抹消などをするための書類などが必要になります(名義変更などの手続きに関しては、自分で行う場合と買取業者に代行してもらう場合で必要な書類が変わります)。
買取業者によって必要な書類が変わることもありますので、買取の依頼をする際には買取業者に必要書類を確認しておくと良いでしょう。

また、上述のような「買取査定に必須の書類」の他に「買取査定において用意しておくと評価が上がりやすい書類」というものがあります。
架装の取扱説明書や、どれだけ整備がされているかが分かる定期点検整備記録簿のような書類は、用意されている場合といない場合で査定結果が如実に違ってきます。

これらの書類は、基本的には車内の「グローブボックス(助手席側の足元付近にある小物入れ)」の中に入っています。
見つからない場合は、事務所などに保管されているケースが多いようですので、売却前に揃うようにしておきましょう。

2つ目は「メーカー推奨の整備」です。

そもそもトラックやダンプなどの買取査定においては、評価基準は大きく2つに分かれています。
1つは「データ上の評価」。もう1つは「車両の状態の評価」です。

データ上の評価では、車種や型式、年式などの車両データをもとに評価します。
こうしたデータは基本的に変化することはないため、査定金額の基準となります。
そして車両の状態の評価では「購入後その車両をどう運用したのか」を判断します。

定期的な整備や点検が行き届いているのか、どれくらい走行したのか、フレームにガタが来ていないか、などがみられます。
そして「車両の状態の評価」こそ、売り手側で改善できる評価ポイントであり、最も分かりやすい基準が「整備が行き届いているか」なのです。

道路運送車両法ではトラックやダンプなどで走行する際には、車検や定期点検、日常点検などの実施が義務付けられています。

メンテナンスについて詳しくはコチラ…【高く売る】トラックメンテナンスについて【長く乗る】

これらの整備や点検は「道路を安全に走行するために決められているもの」であり、その車体で長く快適に乗るために必要な整備が、すみずみまで行き届いていると必ずしも言い切れるものではありません。
そこでこれからご紹介するのが「車体の製造メーカーによって推奨されている整備と点検」です。
トラックやダンプなどの車両を製造しているメーカーから、それぞれの車体に合わせた整備・点検方法が紹介され、推奨されています。

こうしたメーカー推奨の整備方法は、車両をより安全に、より長く、より快適に運転するための方法です。
メーカー推奨の整備をしておくことで、買取査定額をより高額にすることはもちろん、普段の運用の時にも快適に車体を使っていくことができるためおすすめです。
また、メーカー自体がメンテナンスのサービスをしていたり、短期間向けにメンテナンス済みの車体のリースを受けることなどができますので、自身の手でメンテナンスを行う時間がなかったり、より高い質のメンテナンスを受けたい場合にはメーカーで直接メンテナンスを受けることをおすすめします。

そして最後は「清掃」です。

リアダンプは、基本的にさまざまなものを運んだ後、ダンプ機能で荷台を持ち上げて積み荷を降ろす車両です。
このため、荷台の底の部分や横の部分などに汚れや傷、へこみが付きやすく、現場の状況によっては足回りやフレームに対して泥がこびりついてしまっている、ということもあります。
そうした車両を、そのまま汚れた状態で買取査定で査定員に見せてしまうと、査定員の第一印象が悪くなることがあり、査定金額にも影響を及ぼすことになります。

必要以上に傷をこすったりする必要などはありません。
自分でできる範囲で清掃するだけでも評価は変わります。
基本的には、車両の外装についてしまった汚れや、小さな傷、荷台のちょっとしたへこみなどの外装部分と車内の汚れやシートに残ったシミなどの内装を綺麗にしておけば、清掃されていることを評価されるようです。

今回はリアダンプを売却する前にやっておきたいことを3つご紹介しました。
自身の環境に応じて可能な範囲で構いませんので、できることをしっかりとやって高額査定につなげましょう。

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