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トラックのメッキ加工について

車体を美しく彩るドレスアップパーツのなかでも、メッキパーツは定番です。
普段から行動を共にする「相棒」とも言えるトラックを、メッキパーツで飾っているドライバーは少なくありません。
そこで今回は、トラックをシンプルに、それでいて効果的に輝かせるメッキ加工の特徴や、メッキ加工の方法などについてご紹介していきます。

トラックのメッキ加工とは

さて、そもそもトラックのメッキ加工とはどのようなものなのでしょうか。
トラックをメッキ加工する方法は大きく分けて2種類あります。

1つは、「メッキパーツ」という、メーカーやパーツの製造会社などが販売している、メッキした状態に塗装済みのパーツを現在のパーツと組み替える方法、もう1つが既存のパーツの表面にメッキ塗装を施していく方法です。

メッキパーツを購入する方法では、車体製造時のオプションとしてメッキパーツを付けることもできれば、車体購入後に個別でメッキパーツを購入して付け替えることもできます。
メッキパーツは車両メーカーが純正で販売しているものだけではなく、パーツのみを製造しているメーカー(サードパーティー製)のものもあり、値段や品質もピンからキリまであります。

既存のパーツへのメッキ加工は、既に車体に取り付けてあるパーツにさまざまな方法や材質でメッキコーティングを行います。
トラックに対して行うメッキ加工としては、「クロームメッキ」が一般的です。
クロームメッキでは、まずパーツの表面に「銅」、次に「ニッケル」によってメッキを行った後、一番上の表面を「クローム」でメッキを行い、最後に柔軟性のある素材で表面を磨いて仕上げていきます。

メッキ加工のメリット

実はトラックのメッキ加工には、単純に見栄えを美しくするというだけではない多くのメリットがあります。
ここからは、メッキ加工のメリットについてご紹介していきます。

錆に強くなる

メッキ加工のメリットの中でも、トラックにメッキ加工を行う意味が最も強いのが、パーツが錆に強くなるという点です。

そもそも「錆」というのは、物質が酸化して生まれるものです。
メッキ加工をすると撥水性が高くなるため、酸化の原因の1つである雨の影響を受けにくくなる効果があります。
撥水性だけでなく、通電性も高くなるため、雨が車体に触れて酸化するという現象が起こりにくくなりますので、錆に非常に強くなります。

また、後述するように、腐食性の物質にも反応しにくくなるので腐食にも強くなります。
酸化は腐食部分からも広がっていくことから、腐食に強くなることで錆にも強くなるといえるでしょう。

耐久性が高くなる

メッキ加工は、パーツの表面を保護するようにメッキの被膜で覆っているため、メッキの強度に合わせてパーツ表面の耐熱性や耐腐食性、耐摩耗性などの耐久性が向上します。

通電性が高くなる

メッキパーツは通電性が高くなることから、錆に強くなるということをお伝えしました。
通電性が高いことは防錆性以外にも、電気を通して制御するパーツの能力をアップさせる効果もあります。

洗車が楽になる

メッキ加工は車体そのものへのメリットもありますが、運用するドライバーにとっても大きなメリットがあります。
メッキ加工をすると撥水性が上がり、加工した部分は水や汚れをはじきやすくなります。
そのため、無理にゴシゴシとこすらなくても、高圧洗浄機やホースによる水洗でほとんどの汚れが落ちるので、メッキ加工していないパーツに比べて洗車が楽になり、車両の準備や片付けが楽になります。

メッキ加工される代表的なパーツ

フロントパネル

トラックのメッキパーツとして、面積も大きく一番目立つところにあり、メッキ加工の件数やメッキパーツの点数なども比較的多いのが「フロントパネル」です。
メッキ加工されたフロントパネルは、通常のフロントパネルに比べてパネルが非常に長持ちするほか、水はけがよいため洗車が楽にできるなど、さまざまなメリットがあります。

タイヤホイール

トラックのメッキ加工の中で一番数が多いのはタイヤホイールです。(※ネジなどの小物を除く)
タイヤホイールはトラックのパーツの中でも、1、2を争うほど傷や汚れが付きやすい部位で、特に雨の日などは雨水や泥などが頻繁にタイヤに入り込んでしまいます。
そのため、タイヤホイールの劣化が少なく済むようにメッキ加工することが多く、メッキ加工を施されたタイヤホイールは耐久性や、清掃の容易さで優れているので人気があります。

ドア

トラックドライバーが最も触れる機会が多いのがドアでしょう。
ドアが錆びていたり腐食していたりすると、開閉するたびにドライバーは不快感を覚えるため、メッキ加工することが多いようです。
さらに、上述したように水洗いでほとんどの汚れを落とせるというメリットもあります。

いかがでしたか?
今回はトラックのメッキ加工についてご紹介しました。
トラックを手軽に美しく彩るだけでなく、車両を運用する上でもさまざまなメリットがあるので、この記事で興味を持たれた方は、メッキ加工を検討してみてはいかがでしょうか。

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