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道路を走行するなら知らないといけない信号機の役割と種類

外出するときに必ず見るといっても良いほど、もはや日常の一部として存在する信号機。
実は意外と、信号機の表示がどのような意味を持っているのかを、正確に把握している人は多くありません。
そこで今回は、信号機の役割や種類、表示の意味などについてご紹介していきます。

信号機の役割

信号機が道路において果たす役割は、大きく3つあります。

1つ目は「交通事故の防止」です。
信号が存在する最もポピュラーな理由ではないでしょうか。
さまざまな方向からやってくる自動車や歩行者が道路上で衝突したり、接触したりといった事故が起こらないように、それぞれ、どの方向の自動車や歩行者が進行し、どの歩行者が停止するべきかを時間ごとに振り分けています。

2つ目は「自動車が交通する流れをスムーズにする」ことです。
さまざまな方向から自動車がやってくる交差点では、交通量によっては信号が無いと大渋滞が起きてしまう恐れがあります。
同じ方向に複数の方向から進入したり、右折しようとして交差点内に進入した車が邪魔になって、別方向の車の直進の妨げになったりと、混乱が起きてしまうのを防ぐために、適切なタイミングで進行と停止を切り替えて、スムーズな交通につながるように自動車の流れを制御します。

3つ目は、2つ目の役割に付随する形で、交通環境の改善に貢献することです。
スムーズに自動車が流れていくことによって、自動車が停止する回数を抑えることができます。
自動車の停止と発進の回数が少なくなれば、排気ガスの発生を抑えることにつながり、発進時にエンジンを噴かすことも減るため騒音の減少にもつながります。

信号機が持つ役割はおおむねこれらの3つです。
ここからは、信号機にどのような種類があるのかをご紹介します。

車両用信号機

恐らく、最も見覚えがあるであろう、点灯するランプが横に3つ並んだタイプの信号機です。
表示の意味は、左から順に

青色…軽車両以外の自動車、トロリーバス、路面電車は直進、左折、右折が可能。軽車両は直進と左折のみ可能。

黄色…全ての車両及び路面電車は、スピードなどの関係で「停止位置で安全に停止できない場合」を除き、指定された停止位置を越えて進行することができない。

赤色…車両などは、停止位置を越えて進行してはいけない。ただし、交差点などにおいて既に左折、あるいは右折の方向に対して停止位置を越えて進入していた場合、青信号で進行できるようになった車両などの妨げにならないように進行することが可能。

となっています。

また、車両用信号機の表示方法として、通常の灯火のほかに、点滅しているものや、矢印で方向が指示されているものがあります。
それぞれ

黄色で点滅…全ての車両及び歩行者は、注意しながら進行することができる。

赤色で点滅…歩行者は、他の交通に注意しながら進行することができる。車両は、停止位置で一時停止をしたのち、他の交通に注意して進行することができる。

青色の矢印…路面電車を除く全ての車両は、赤や黄色の信号が灯火していても、矢印に指定された方向に対して進行することができる。ただし、二段階右折しようとしている車両が、直接右折に切り替えることはできません。

黄色の矢印…路面電車は、赤や黄色の信号が灯火していても、矢印に指定された方向に対して進行することができる。

という決まりのもとに交通が管理されています。

点滅しているものは、「押しボタン式信号機」や、深夜や早朝などの、交通量の少ない道路でよく見られます。
矢印の指示器が付いた信号機は、交通量の多い、片側2車線以上の道路で見ることができます。

※ちなみに、車両用信号機の赤い色が一番右にある理由は、周りの街路樹などによって赤信号が遮られないようにするためです。

歩行者用信号機

歩行者が道路を横断するときに使われる信号機が歩行者用信号機です。
横断歩道を挟んで自動車用道路の端と端を結んでおり、ランプが縦に2つ、赤と青で並んでいるものが主流ですが、一部には横型のものも存在します。

青色に灯火→青色に点滅→赤色に灯火→青色に灯火→…

の順で切り替わります。

それぞれの表示の意味は

青色に灯火…歩行者は、歩行者用信号機で挟まれた横断歩道を横断することができる。

青色に点滅…歩行者は、点滅し始めてから横断を開始してはいけない。すでに横断中の場合、速やかに渡り終えるか、引き返さなければいけない。

赤色に灯火…歩行者は横断を始めてはいけない。

となっています。

意外と青色で点滅している状態のルールについて知らない人も多く、実は青色点滅時の横断中が、自動車と歩行者の間で起きる事故の大きな割合を占めていることもあまり知られていません。
特に、右折している自動車と、青色点滅している歩行者間での事故の発生率が高いです。

状況を見て、横断開始前に青色の信号が点滅し始めたら横断をやめ、横断中に点滅し始めたらより近い方向に速やかに移動するようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?
今回は日常で自動車に乗ることがあればほぼ間違いなく見ることになるであろう信号機について、役割や種類、灯火の意味などをご紹介しました。
事故を起こさない、事故に巻き込まれないためにも、信号機が持つそれぞれの意味を知っておき、正しく走行するようにしましょう。

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