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運送業界で戦うドライバーが行うべき最高のストレッチは「ラジオ体操」だった!?

この夏、皆さんはどのように過ごしましたか?
海や山に行った人も多くいるでしょう。
花火大会に行った人もいるかもしれません。

さて、夏を彩るものの1つに「ラジオ体操」があるのではないでしょうか。
筆者も朝、早起きしてラジオ体操に行ってスタンプをもらったことがあります。
実はこのラジオ体操、ストレッチとして非常に高い効果があることはあまり知られていません。

運送業界のドライバーは、トラックなどの車内で長時間同じ体勢でいることも多く、高いストレッチ効果を持つ運動が大切になってきます。

今回は、運送業界で日夜戦っているドライバーに向けておすすめする「ラジオ体操」についてご紹介していきます。

ラジオ体操とは

ラジオ体操は、1927年に考案された、昭和天皇のご即位を祝うために提案された体操で、全国での放送は1934年から始まり、80年以上の歴史がある体操です。
ラジオ体操は一般的には2部構成で、第1が約3分、第2も約3分の計6分で構成されていますが、実は第3、第4が存在するのはあまり知られていません。

現在では、「かんぽ生命」、「NHK」、「NPO法人全国ラジオ体操連盟」の3社が共同で、ラジオやテレビによって決まった時間にラジオ体操の第1と第2を放送しています。
今回ご紹介する内容も、ラジオ体操の第1と第2までとなります。

第1は「子供からお年寄りまで一般の人が行うことを目的とした体操」として作られ、老若男女、誰でもできることに重点が置かれている体操です。
身体を曲げたり、伸ばしたり、ねじったりする運動が多く、ストレッチ的な意味合いが強い運動です。

そして第2は、「働き盛りの人が職場で行うことを目的とした体操」という定義で、体を鍛え、筋力を強化する目的で作られました。
第2の運動は第1と比べるとややテンポが早く、運動量も増えるなど、ややハードな動きが必要になるので、人によっては第1のみを行う場合もあります。

ラジオ体操をおすすめする理由

では、なぜトラックドライバーにとってラジオ体操が最高の運動といえるのでしょうか?
ここからはその理由をご紹介します。

ゆったりとした運動

ラジオ体操のうち「第1」の動きは、さまざまな運動の中でも比較的ゆったりとしています。
ゆったりとした運動によるメリットとして、運転前の準備運動やちょっとしたリフレッシュ、本格的な身体づくりに使用するなど、自分自身である程度運動の強度を調節できる点があげられます。

自分自身の身体の状態に応じた運動が可能なので、気軽に行うことができます。

座ったままでもできる体操

ラジオ体操の特徴として、座ったままの状態で行うことが可能だという点があります。
トラックの運転中や、信号待ちなどの短い停車中には行えませんが、お店やサービスエリアなどに停まった際に、車から降りなくても行うことができる体操として、眠気や疲れをリフレッシュするためにも有効です。

動きが簡単で資料も豊富

「子供からお年寄りの、あらゆる人ができる体操」というだけあって、ラジオ体操の1つ1つの動きは非常にシンプルで覚えやすいです。
第1と第2、それぞれ約3分という短さもあり、すべての動きを覚えることも難しくないので、導入しやすいというメリットがあります。

さらに現在では、ラジオ体操について知ろうとした場合、YouTubeやかんぽ生命のホームページなどで解説の動画を見ることができたり、NHKのホームページで動作の詳細を画像で見ることができます。
このように、動作が非常に簡単で覚えやすいことも、ラジオ体操をおすすめする理由の1つです。

立った状態でも座った状態でも、手軽に、どこでも、いつでも行うことができるラジオ体操は、トラックドライバーにとって非常に適したストレッチだといえるでしょう。

ラジオ体操実践の注意点

さて、ラジオ体操は、健康的な身体づくりをするうえで効果的であることは上述した通りですが、その一方で注意点もあります。 
ラジオ体操を行う際に正しい動作を行わなければ、効果が低かったり、逆に体を痛めてしまう可能性があります。

例えば、腕を回して肩を動かす運動では、腕をしっかりと伸ばした状態で大きく回さなければ、肩もしっかりと動かず、運動効果はなかなか現れません。
他にも、 腰をひねって上半身を左右に回す運動では、勢いよく腰をひねる人がいますが、この時に負荷をかけすぎて腰を痛めてしまうこともあります。

そして一番危険なのが、体操の途中に挟まれる「ジャンプの運動」です。
両足を揃えて飛んだり、左右に開閉しながら飛び跳ねる運動がラジオ体操の中にはありますが、トラック運転の疲れや加齢などにともなって膝が弱っている場合、ジャンプの運動は膝を痛めてしまう恐れがあります。
足に疲れや違和感を感じているのであれば、ジャンプの運動は行わず、膝の曲げ伸ばしなどの運動を行ってストレッチするようにしましょう。

また、健康な身体づくりの目的で習慣的に行うことも大切ですが、体力的にきついと感じたときは休養をとることも重要です。
ラジオ体操(特に第2)は、全身を使うので心拍数が上がりやすい運動です。

心拍数が上がることは代謝機能アップにつながり、代謝機能がアップすると身体の免疫機能も良くなりますので、習慣的に行うことで健康な身体づくりができることは間違いないのですが、体調が悪かったり、怪我をしている状態では、心拍数の増加は体調不良や怪我の悪化を招いてしまう場合があります。
そのため、体調不良のときや体力的にきついと感じたときは、休養日を設定したり、かかりつけ医に相談して「この運動なら行っても大丈夫」ということについて確認すると良いでしょう。

いかがでしたか?
今回は、トラックドライバーが、より健康的に業務を行うことができる身体づくりを行うための運動として、「ラジオ体操」をご紹介しました。
1つ1つの運動がシンプルで覚えやすく、手軽に行えるので、怪我や不調に気を付けながら行えば、日々の生活や仕事にもより良い影響を与えることでしょう。

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