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クレーン付き2トントラックはこんなところで活躍している!

2トントラックの中でも、クレーンが付いたいわゆるユニック車は、さまざまな業界で人気を博しています。
そこで今回は2トントラックの中で、クレーン付きのトラックがどのような活躍をしているかご紹介していきます。

クレーン付き2トントラックの特徴

クレーン付き2トントラックはなぜ重宝されているのでしょうか。
まずはクレーン付き2トントラックの特徴についてご紹介します。

2トントラックであること

2トントラックであることには、実は大きなメリットがあります。
それは、運転するために必要な免許の難易度が低いことです。

2トントラックの場合、2018年3月以前に免許を取得した人であれば、普通免許以上の資格があれば乗車することができたので、移動式クレーンを操作するために必要な資格があればほぼ問題なく操作できました。
現在では、免許制度が改正され、新たに自動車免許を取得する人が2トントラックを運転するためには「準中型免許」以上の資格取得が必須になりました。
そのため、以前に比べると運転できるようになるまでのハードルは上がったものの、それでも十分難易度は低い状況といえます。

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また、2トントラックなので小回りが利き、狭い場所での作業も行いやすいことが大きなメリットだと言えます。

トラックとクレーンの機能を両立できること

クレーン付きトラックは正式名称としては「車両積載型トラッククレーン」といいます。
クレーン付き2トントラックも例外ではなく、車両積載型トラッククレーンの特徴を持っています。

その特徴とは、トラックの機能と移動式クレーンの機能の両方を備えていることです。
トラックの機能によって荷物の移動や物資の搬入、搬出を可能にしつつ、移動したその場でクレーンによる作業に移ることができるので、1台で多くの仕事ができるようになり、作業現場でのスペースの確保や車両を準備する手間の削減ができるようになります。

それぞれの用途に特化した車両には及ばない

車両積載型トラッククレーンタイプの特徴として、「トラック」と「クレーン」の両方の機能を果たすことができるように設計されており、汎用性が非常に高いという特徴がある反面、トラックやクレーン、それぞれの目的に対しては専用の車両に比べると一歩及ばない場合がほとんどです。

例えばトラックとしての機能は、同じ2トンのトラックと比べると「搭載しているクレーンの重量」の分だけ、最大積載量が少なくなります。
一度に運搬できる荷物の量が減りますので、クレーンの用途を使わないのであれば、クレーンのないトラックに軍配が上がります。

そしてクレーンとしての機能では、ラフタークレーンやオールテレーンクレーンなどの、クレーンの機能に特化した車両に比べて、吊り上げ荷重やブームの長さが短くなってしまいます。
これは、「トラックとして道路を安全に走行する」ために車両の形状や重量が設計されており、ある一定以上にブームを伸ばしたり物を吊り上げたりすると、バランスを崩し、事故につながりやすくなってしまうからです。

このように、メリット、デメリットをそれぞれ見極めたうえで、さまざまな業界が2トンのクレーン付きトラックを運用しています。

クレーン付き2トントラックが活躍する現場

これまでご紹介した特徴によって、クレーン付きの2トントラックはさまざまな場所で活躍しています。
ここからは、クレーン付き2トントラックが活躍している現場をご紹介していきたいと思います。

土木作業現場

土木作業の現場では、クレーン付きのトラックはいろいろなことに運用できるため重宝しています。
機材の搬入や物資の移動のほか、仮設事務所の設置なども可能で、小規模で短期間の現場から、中規模以上で長期間の現場まで、あらゆる現場に対応できます。
また、小型の重機を積み込んで移動するために使用する「車両運搬車」など、運搬するものは「ただの荷物」に限らないことも大きなポイントです。

建設現場

土木作業現場と同様、建設現場でもクレーン付きの2トントラックはさまざまな運用ができる便利な車両です。
機材搬入や物資の移動、高所へ荷物を吊り上げるなど、クレーンとしての機能をより活かしやすい現場だといえるでしょう。
また、土木作業現場に比べて移動の際に一般の公道を走行するケースが多いことから、一部のオールテレーンクレーンのように、移動のために許可が必要な車両の代わりとして使用することができるのも大きなメリットといえます。

ただし、一定以上の高所での作業がある現場の場合、車両積載型のトラッククレーンのようにトラックに架装するタイプのクレーンだとビームの長さが足りないケースもあります。

不用品回収

クレーン付き2トントラックの活躍の場所としては、不用品回収の現場もあります。
不用品回収では、重い石や金庫などの回収を行う場合があります。
このとき、人の手で持ち上げることが非常に困難なので、クレーン付きのトラックを活用することになります。

重量物に限らず、長尺なものなど人の手で持ち上げて車両に積み込むのが困難なものの運搬で活躍しています。

いかがでしたか?
今回はクレーン付き2トントラックの特徴や、活躍の場所についてご紹介してきました。
現場の種類を問わず、また資格取得のハードルが低いため、車両の導入を検討している方や、「クレーン車を扱う仕事に就きたい」と思う方の参考になれば幸いです。

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