タンクローリーは、主に石油やガスなどの「個体」「液体」「気体」を運搬するための車両です。
日本では主に、ガソリンスタンドにガソリンを運搬したり、一般家庭や施設に液体状のガスを運搬したり、水や牛乳などの食品を運搬したり、工場に化学薬品などを運搬するために使用されています。
目次
タンクローリーを運転するための資格
タンクローリーを運転するためには自動車の運転免許以外にも、取り扱うものによってさまざまな資格が必要です。
例えば、ガソリンや石油、薬品などを運搬する場合は消防法で「危険物」として扱われるので、「危険物取扱者」の資格をドライバーか同乗者のどちらかが持っておく必要があります。
他にも、塩酸や硫酸などを運ぶ場合は「毒劇物取扱者」の資格を持っておかなければいけません。
このように、運ぶものによって必要な資格が変わるほか、車両重量が750kgを超えるけん引タイプタンクローリーを運転する場合は、さらにけん引免許も必要となります。
今回は、そんなタンクローリーを売却する際のポイントについてご紹介します。
タンクローリーを売却しましょう
タンクローリーは車体サイズが大きく、入手しようとするとそれなりに費用がかかってしまいます。
特に、新車でタンクローリーを購入しようとしたときには非常に高額で購入することになります。
そのため、中古のタンクローリーの需要が一定以上存在します。
まずはタンクローリーの買取業者を探しましょう
中古のタンクローリーに需要があることから、中古のタンクローリーの販売会社はどこからか車体を仕入れたいと思っています。
そこで、タンクローリーなどの商用車を販売している会社は、中古車両の「買取」によって車両台数を揃えています。
中古のタンクローリーの買取を行うことによって車体を仕入れ、国内外のさまざまな顧客に販売している買取業者は、比較的高額で車体を買い取ってくれる傾向にあります。
タンクローリーの買取業者を選ぶときのポイントとして、トラックや重機などを専門に取り扱っている買取業者を選ぶと良いでしょう。
「中古車の買取業者」と一口に言ってもさまざまな業者がいますが、共通するポイントとして買い取った車両をどこかに販売しています。
一般の乗用車を買い取っている買取業者は一般の乗用車のユーザーに、トラックや重機が専門の買取業者であれば運送会社や土木建設関係の人や法人に販売しています。
タンクローリーは基本的に運送業界の人たちが使用するため、トラックや重機が専門の買取業者に買取依頼をすることによって、より高額での売却につながります。
「トラックや重機が専門の買い取り業者に依頼をすれば高額になりやすい」ということをご紹介しましたが、実はここで注意すべきポイントがあります。
タンクローリーの買取においては、車両の明確な相場というものが存在せず、買取業者によって金額が異なります。
これは、タンクローリーのような商用車を買い取って販売する場合、販売に向けた整備を買取業者側で行うことになるのですが、この時の販売経路や整備工場の規模などによって、スムーズに問題なく対応できるかどうかが変わってくることに由来します。
このため、タンクローリーを売却する時には1社ではなく複数の買取業者からの査定結果を受け取り、比較検討することによって、より良い条件でタンクローリーを売却することができます。
買取業者を比較検討する際におすすめの方法があります。
それが「査定代行サービス」です。
査定代行サービスとは、タンクローリーを買い取ってくれる買取業者を自らの代わりに探して概算査定依頼をしてもらえるサービスのことで、自分自身はサービスの運営者に売りたい車両の情報などを伝えておくだけで済むため、概算の査定結果、ひいては車両の相場が知りたい方に非常におすすめなサービスです。
査定代行サービスについて詳しくはこちら…一括査定とは違うの!?「査定代行サービス」とは?
売却直前にタンクローリーの整備と清掃をしましょう
買取業者を選び終えたら、タンクローリーの車体を整備し、綺麗に清掃しましょう。
タンクローリーは、その名の通り荷台のタンクにさまざまな物を入れて運搬する車両です。
そのため、使用直後のタンク内は運んだものが多少残っていることが多く、運ぶものによってはこまめに清掃をしておかないと車体が劣化してしまい、査定にも悪影響を与えてしまいます。
買取業者がタンクローリーを査定評価する際に最も重要なポイントは、「車体の状態」であるといわれています。
その理由は、自身が中古のタンクローリーを購入する立場になったと置き換えて考えると分かりやすいかもしれません。
車種や年式などのスペックは、中古で購入する人にとってそこまで比重の大きなものではなく、その車両が問題なく動くかどうかの方が重要な判断基準ではないでしょうか。
このように考えるユーザーの方が多いため、タンクローリーの買取を行っている買取業者も、基本的には「車体の状態」を重要視して査定の評価を行うことが多いです。
普段からタンクローリーはタンク内に汚れがつきやすく、また運搬するものによっては部品の腐食や劣化など、消耗が激しくなりやすい車両なので、定期的な整備清掃は欠かせません。
そして、売却の直前に改めて車体を綺麗に清掃し、できる限りの整備をしておくことで、売却時点で車体の状態を可能な限り良いものにして、買取業者の査定の評価をより高いものにしていきます。
買取業者の査定の評価が高ければ、買取査定で提示される金額も比較的高額になるため、売却の直前に車体を綺麗に清掃し整備しておくことで高額買取につながります。
今回はタンクローリーの買取についてご紹介しました。
さまざまな燃料や薬品を運搬する大型の車両なので、売却の際にも多少の工夫が必要です。
今回ご紹介したポイントを押さえ、より良い条件で売却できるようにしましょう。