ロードローラーは、土木や建設の現場において地ならしをするための建設機械です。
土やコンクリート、アスファルトなどの他にも小石などが敷き詰められた場所などの、「地面をならす」という目的において場所を問わず活躍する建設機械です。
今回はロードローラーについてご紹介していきます。

ロードローラーの種類

「ロードローラー」と一口に言いますが、その中にはいろいろな種類があります。

タンデム式
車体の横幅と同じ大きさのローラーが前後に1輪ずつ、合計2輪装着されているタイプのロードローラーです。
恐らく現在最も日本で普及しているタイプのロードローラーで、工事現場で活躍しているのを見かけることも多いのではないでしょうか。

マカダム式
ローラーが前に2つ、後ろに1つ装備している3輪タイプのロードローラーです。
広い路面を平たんに仕上げるときに活躍しています。

タイヤローラー式
前後に1列ずつタイヤを並べたタイプのロードローラーで、車輪がタンデム式やマカダム式の鉄製の車輪ではなく空気が入った特殊ゴム製のタイヤになっていることが特徴のロードローラーです。
タイヤが軽いため、他のロードローラーがならした後の地面の仕上げなどに用いられています。

ハンドガイド式
上述の3つのタイプのロードローラーは自走式でドライバーが搭乗する必要がありましたが、ハンドガイド式のロードローラーは、その名の通り手押しによって移動しながら操作していくタイプの小型のロードローラーです。

ロードローラーにはこのように、さまざまな種類があります。

ロードローラー中古販売の業界事情

これらの機械は、国内での需要としては国や自治体からの道路舗装や整備の現場で活躍することが多いため、中古車よりも新車で車体を購入するケースが多く、中古のロードローラーの需要はもっぱら海外が多いです。
このことから、ロードローラーを売却しようとするときには、海外に販売することができる買取業者を探して売却の依頼をすることが1つのポイントといえます。

海外に販売経路があるロードローラーの買取業者を探す方法とは

海外に販売経路がある買取業者の探し方としては、大きく2つあります。

1つは、インターネットを利用することです。
現在、トラックや重機といった建設機械の買取業者の中にはインターネットで買取情報などを公開している買取業者がいます。
その中には、買い取った後に車両をどうするかを公開することによって、売り手に安心して交渉してもらおうと取り組んでいる買取業者も存在します。

そうした買取業者の多くは、買い取った車両を国内外に販売したりオークションに車両を出品することで利益を得ているので、さまざまな買取業者の中から「海外に販売経路を持っている買取業者」を見つけ出すことによって高額買取につなげていくのです。

もう1つは、査定代行サービスを利用することです。
査定代行サービスは、買取業者への概算査定の依頼を、査定代行業者に代行してもらうサービスです。
代行業者に「売りたい車両の情報」を伝えることによって、その条件に見合った複数の買取業者に査定の依頼をすることができ、提示された概算査定情報は査定代行の業者からまとめて受けとれます。
多数の買取業者から概算査定結果が提示されたときに、買取業者からの連絡に対応する手間が少なく済むので、ロードローラーのおおよその相場が知りたいときや、買取業者を比較検討したいけれど時間がないとき、そして海外の販売経路がある買取業者も含めて良い条件で買い取ってもらえる買取業者を見つけたいときなどにおすすめの方法といえます。

ロードローラーを売却するタイミングを考える

ロードローラーを売却するタイミングを考えておくと、高額売却を成功させる近道になります。
ロードローラーは建機にあたりますので、耐用年数としては約6年が基準とされています。

しかし、重機や建機などの工事現場で活躍する車両については、乗り方や整備の仕方によって耐用年数は長くも短くもなります。
そこで、そうした整備などの状況も踏まえたうえで売却するタイミングを見極めておくことによって、高額での買取につなげることができるのです。

整備方法については、それぞれの車体に合わせた方法が取扱説明書などに記載されています。
こまめに整備しておくことでロードローラーの寿命は大きく伸びますので、しっかりと整備を行いベストなタイミングで車体を売却できるようにしましょう。

さて、いかがだったでしょうか？
今回は工事の現場において欠かすことのできないロードローラーについてご紹介しました。
決して安い買い物ではないロードローラーですから、手放す際にもしっかりと理想的な形で手放せるようにしましょう。