中古のクオンの人気が買取にも影響を与える

クオンの車体には、車両総重量や最大積載量などによって、さまざまなバリエーションがあります。

その他にも、荷台の形状を平ボディにするのか箱型にするのか、あるいはダンプ、ミキサー車にするのかなどによっても区別され、できあがった車体の種類は非常に豊富です。

このように多岐にわたる種類のクオンを販売している中古トラックの販売店では、その在庫を揃えるためにさまざまな種類のクオンを買い取っています。

あらゆるタイプのクオンを入手しておきたい中古トラックの販売店は、クオンの買取に大きな力を入れているため、比較的高額で買い取ってくれる傾向にあります。

中古のクオンは海外で人気

実は中古のクオンは日本国内だけではなく、海外でも高い人気を誇っているトラックです。

その理由は、クオンに限らず日本製の中古トラックが、その頑丈さや整備のしやすさ、信頼性の高さ、快適性能などによって、海外の過酷な環境でも頻繁に使われているからです。

特にクオンの場合、同社の中型トラックである「コンドル」と一部パーツの共通化を行うことによって、コストダウンとメンテナンスのしやすさを両立していることから、UDトラックスの車両を使っている事業者に非常に喜ばれます。

このことから、UDトラックスのクオンは日本国内だけでなく海外でも人気であり、海外に販売経路を持っている中古トラックの販売店の場合は、より高額で買い取ってもらえるのです。

事故車や故障車でも問題なく買取可能

もし、クオンの売却を考えていて、「事故車・故障車だから買い取ってもらえないのではないか」と不安に思っている人がいるのであれば、ご安心ください。

クオンのような「商用トラック」の場合、販売店は買い取った車両を「パーツ単位」で販売できます。

そのため、事故車や故障車であっても、再度使用できる部品やパーツなどが残っていれば査定の評価にプラスされるので、故障したパーツがあることによって多少査定額が減少するものの、問題なく買い取ってもらえることが多いです。

トラックには「買取相場」が無い

実はトラックには、乗用車と異なり「買取相場」というものが存在しません。

同じモデルや大きさの車体だとしても細かな装備がそれぞれ異なり、相場として明確な金額を設定するのが難しいからです。

また、トラックの場合は買取業者が持っている設備や販路の関係で、同じ車体を査定したとしても全く異なる査定金額が提示されることもあります。

そのため、車体ごとや買取業者ごとに金額が変動する点には注意が必要です。

査定前に書類のチェック

クオンを売却するときに、査定士がチェックするポイントはいくつかあります。

必要書類がそろっているかどうかもその1つです。

車検証や自賠責保険証明書といった運転するために必須の書類や、架装の取扱説明書などのように、次に乗る人にとって重要な書類がそろっているかどうかも査定時のチェックポイントになります。

だからこそ査定前には必ず、各種書類がそろっているかチェックを行いましょう。

整備と清掃を忘れずに

査定士がチェックするポイントの2つ目は、整備や清掃がきちんと行われているかどうかです。

トラックの買取では、基本的に「車両購入時の状態」に近ければ近いほど高評価と言われています。

整備や清掃を徹底することで、普段クオンを運転するときに性能を最大限発揮できるだけでなく、買取の評価にも影響を与えるのです。

※重要※複数社への査定依頼で高額売却へ

査定金額の相場が存在しないことから 、最も重要なポイントとなるのが「買取業者選び」です。

同じ車体を買取査定しても、買い取り業者によって結果が異なるのであれば、提示された査定金額が「一番良い条件のもの」かどうかはわかりません。

そこで、複数の買取業者に査定を依頼し、返ってきた複数の査定結果を見比べてみることが非常に重要です。

少なくとも2社、できれば3社以上の買取業者の査定結果を見比べて、最も良い条件の買取業者と交渉することが、クオンを高額で売却するときのコツといえるでしょう。

トラックのミカタでは、複数のトラック買取業者に対して売却したいクオンの査定を依頼し、提示された査定結果をまとめてご案内する「査定代行」のサービスを行っています。

UDトラックスのクオンを売却しようとお考えのかたは、ぜひ一度ご相談下さい。