「ワイドボディ」とは、トラックのボディタイプの1つです。
ワイドボディのトラックは、他のボディタイプのトラックと比べて横幅が広い車体で、同じ積載量の車体で比較すると面積の広い荷物を運搬するのに長けています。
今回は、さまざまなボディタイプの中でも「ワイドボディ」の車両についてご紹介します。

ワイドボディのトラックの特徴

ワイドボディのトラックは横幅が広くなるため、同じ積載量のトラックだと、ロングタイプなどの車体よりバランスがとりやすいというメリットがあります。
また、比較的比重の軽いものをより多く運ぶことができるので、町中から山間部まで色々なところで活躍しています。

ボディが広いことによって、キャブ部分も広くなり、居住性が高いというメリットもあげられます。
一方で、左右のタイヤの間隔が広いことで小回りが利きにくいことも特徴です。この特性によって、狭い道への進入難度が高くなることもあります。
また、ある程度の頑丈さを維持しなければならないため、フレームを頑丈で重いものにする必要があり、比較的車体そのものの重量が重くなってしまい、積載量が少なくなりがちです。
活躍の場所に応じて、長所と短所を見極めて使う必要があるでしょう。

ワイドボディは需要あり！

ワイドボディのトラックは、さまざまな場所で活躍している車両です。
多くの状況に対応でき、また多くの種類の架装を付けることもできるため、国内はもちろんのこと、海外でも人気を博しています。
特に海外では、日本製の中古トラックの人気が高く、高額で売買されることが多いです。
それは、日本製のトラックが、非常に頑丈で、保守性が高いからです。
保守性が高いことから、海外のどの地域でも長く安全に運用しやすいため、重宝されているのです。

ワイドボディの売却

さて、海外では日本のトラックが人気だとご紹介してきましたが、実は新車もさることながら、中古車の人気も高いです。
中古のワイドボディの人気が高いことによって、中古トラックの販売をしている業者が、「仕入れ」として中古のワイドボディのトラックの買取を行っています。
つまり、中古のワイドボディのトラックは買取査定で売れることが分かります。

ポイントは、「海外への販売を行っている」こと

国内でも海外でも、中古トラックの販売業者が仕入れとして車両の買取を行っている場合、買取業者が販売する先の需要によって買取の可否や買取金額に反映されます。
そこで、ワイドボディの需要が大きくなっている「海外」への販売を行う業者であれば、ワイドボディのトラックの買取を行っている可能性が非常に高いといえます。ワイドボディの車体を売却しようと思うならば、海外に販売経路を持つ買取業者を探すことをおすすめします。

もちろん、国内に販売経路がある買取業者もワイドボディのトラックの買取を行っているところはあります。
しかし、上述の通り海外でのワイドボディのトラック需要が高いことから、高額査定を狙うなら、海外に販売経路を持つ買取業者を探すことがおすすめです。

「海外でトラックを販売している優良な買取業者」はどのようにして見つけるのか、と疑問に思うことでしょう。
ここからは、優良な買取業者を見つける方法をご紹介していきます。
方法としては大きく3つあります。

1つ目は「自分で買取業者を探して個別に相談する方法」です。

このサイトを見ているということは、少なくともインターネットを観ることができる環境にあるといえます。そこで、インターネットで各買取業者のホームページを調べ、実際に相談してみることです。

買取を依頼する際に必要な書類といった条件や、現時点での概算見積り額などを聞いてみると良いでしょう。
そして、できるなら、1社ではなく複数の買取業者にこの相談をしてみることをおすすめします。

その理由は、トラック買取の査定方法にあります。
トラックの買取業界では、一般的な乗用車と異なり、業界内で車両に対して明確な「相場」が存在しません。
そのため、買取業者が独自の査定基準に沿って、車両の買取金額を決めているのです。

つまり、荷台の傷み具合で金額の判断をする買取業者もいれば、足回りの傷み具合で判断する買取業者もいて、それぞれの買取業者が違う判断基準で金額を設定するので、同じ車体を査定した時でも金額が変わってしまうということです。
1社の査定金額だけでは、その金額が売却する車両の適正金額であるかどうかはわからないため、複数の買取業者に相談や査定依頼をするのをおすすめします。
これについては、2つ目か3つ目の方法を取ると自然と解決します。

2つ目の方法は「一括査定サービス」を利用することです。

一括査定サービスは、サービスに依頼情報を登録して一括査定依頼をすることで、依頼情報の対象となる買取業者全てに一斉に査定の依頼が送られるサービスです。
探す手間が大きく省ける反面、車両を買い取りたい複数の買取業者からの連絡が直接やってくるため、対応の手間がかかってしまう可能性があります。

「とにかく探す手間が大変」「自分では買取業者が見つけにくい」といったときにおすすめです。

3つ目は、「査定代行サービス」の利用です。

依頼情報を登録して査定の依頼をするところまでは一括査定と同じです。その後、査定代行のサービス側で複数の買取業者に査定の依頼を行い、提示された概算査定額を1度にまとめて受け取ることができるサービスです。
買取業者からの直接の連絡がなく、あくまで査定代行サービスの運営者側と依頼者の間でやり取りが行われるため、一括査定のように買取業者から何度も連絡がやってくるということがないので、「とりあえず概算の査定額を知って比較がしたい」という方向けのサービスです。

こうした方法を使うことによって、高額買取につなげましょう。

今回は、ワイドボディのトラックについて、特徴などを紹介するとともに、高額での買取につながる方法をご紹介しました。
ワイドボディの買取は買取業者の選び方で高額で売却できるかどうかがほぼ決まるといっても過言ではありません。
最適な条件を提示してくれる買取業者と交渉し、より良い形で売却を成功させましょう。