買取のタネ

ショートボディのトラックを高額で売却するためのポイントとは

ショートボディのトラックの特徴

ショートボディのトラックは、他のボディのものと比べて全長が短く、同サイズの車両と比べて全高が高いのが特徴の車両です。

比重の重いものを運ぶ際に隙間が空きにくくバランスがとりやすいため、同一積載量の車両のなかでは有利な車両です。
また、車体についてもフレームや荷台の底部などを頑強にしつつ、十分な積載量を実現しています。

寸法が小さいので小回りが利き、さらに車検や維持費用、高速道路料金なども他のサイズのボディと比べて安価です。

特に小型のショートボディの車体は、ワゴン車とほとんど同じ運用ができる車体です。
狭い道や曲がりくねった道などにも難なく対応し、主に1トンや2トンのショートボディのトラックが、国内外で活躍しています。

中古ショートボディトラックの買取

さて、ここからはショートボディのトラックの買取りについてご紹介しましょう。

ところで、中古車の販売業者は、中古のショートボディのトラックをどのようにして手に入れているのでしょうか?
実は、中古車の販売業者の仕入れ方法の1つとして、「中古トラックの買取」があります。
中古トラックの買取を行っている業者は、より人気で販売が容易な車体を仕入れたいと思っています。
ショートボディのトラックは寸法が小さく、そのぶん他のサイズのボディのトラックと比較しても安価ですが、新車で購入しようとすると、かなり大きな買い物になり、購入には慎重になるかと思います。
そこで、中古のショートボディのトラックに注目が集まります。
中古の場合、新車と比べてかなり安価に車体を入手できるほか、納車までが早いので、すぐに運用できるというメリットもあります。
このことから、中古のショートボディのトラックは高い確率で売却できるといえます。

高額で売却できるポイントはあるか

中古のショートボディの車体を高額で売却するために、自身でもできることがあります。

まず1つ目は「買取業者の選別」です。

ショートボディのトラックに限らず、中古トラックの買取りにおいては、査定基準が買取業者によって大きく変わる」という特徴があります。

中古トラックは、査定の際のチェックポイントが一般の乗用車に比べて非常に多い車両です。
そして、査定基準が買取業者によって違うということは、ある買取業者ではプラスポイントになるところが、別の買取業者では特に何のプラスにもならなかったり、逆にマイナスポイントになってしまう可能性がある、ということです。

そのため、買取業者を選ぶときには、まずいくつかの買取業者に概算でもいいので査定を出してもらい、比較することが大切です。
また、査定金額や車体の移送の費用、出張費用がかかったりといった「条件」を総合的に比較する必要があります。

2つ目は、車体の整備・清掃です。

先程、トラックや重機などの買取では、車体のチェックポイントが一般の乗用車に比べて多いということをご紹介しました。車体のチェックポイントの中には、「整備や清掃が行き届いているか」という項目があります。
細かなキズやへこみ、車内の汚れや臭いなどが残っていると、査定時の印象が悪くなり、査定額が下がってしまう可能性があります。

整備や清掃が行き届いているかの違いで、査定額が倍近くにまで変動することも少なくありません。

そして3つ目は、車体の整理です。

中古トラックの買取査定では、査定を受ける車体は「購入時の状態にできるだけ近い状態」が理想だとされています。
当然、走行距離や年式による劣化などはどうしようもありませんから、購入時の状態に近づけるために整備や清掃、メンテナンスをしていくわけですが、それとは別に、後付けで設置したカーナビやエアロパーツなど、メーカー純正でないパーツについても、購入時の純正パーツが手元に残っているならば、純正のパーツに戻しておいた方が査定の評価は良くなるといわれています。

最初にご紹介した通り、ショートボディの車体はワゴン車のような運用が可能な車体です。そのため、購入後の運用に必要なパーツを、後付けでカスタムすることが多い車体の1つだとも言われています。
それらのパーツがメーカー純正のものでなかった場合には査定額が下がってしまう可能性があります。
購入時にあった純正のパーツや取扱説明書がなかった場合は、査定時に減額となってしまう可能性があるので、できれば元の状態に戻し、それが難しい場合は純正のパーツを保管しておいて、一緒に買取に出すと良いでしょう。

いかがでしょうか?
今回は、ショートボディの車体についてご紹介しました。
ボディの特性によって需要が違い、買取にも影響を与えるので、まずは手持ちの車体について知り、より長く運用して、最後には理想的な形で手放せるようにしましょう。

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