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現代のナイトライダー?喋る自動車が登場。トラックの安全技術の進歩

皆さんは「ナイトライダー」というドラマをご存知でしょうか。1980年代にアメリカで放映されたテレビドラマで、私立探偵の主人公が、人工知能を搭載して言葉を喋る自動車「ナイト2000」とともに数々の事件を解決する物語です。
日本でも、海外ドラマのロードショーや、海外ドラマ専門のチャンネルで放送され、そのデザインセンスやストーリーなどから長年愛されてきた海外ドラマのシリーズです。
作品の中でナイト2000は、単純に言葉を喋るだけではなく、音声入力で場所を登録して自動で走行したり、犯人逮捕に貢献します。

さて、そんな喋る自動車ですが、現在ではさまざまな技術の進歩によって、ある程度は実現されてきたのではないでしょうか。
例えば、カーナビは進行方向を音声で伝えてくれますし、ドアのロックはスマートキーがあれば鍵穴にキーを指す必要がなくなりました。車載のカメラは前方や後方の情報をしっかりと記録してくれます。

そしてその技術の中には、トラックをより安全に、より効率的に運用していくために役立てられているものもあります。
今回は、それまでは「SFの中の技術」や「未来の技術」であったものが登場して活躍し、トラックにどう役立てられているか、そして今後、どのような技術が登場するのかなどをご紹介していきます。

既にトラックに導入されている安全技術

まずは、2019年1月現在で、既にトラックなどに導入されている技術をご紹介しましょう。

カーナビ

現代のカーナビは、ただ単に「ルートを案内するだけのアイテム」ではなくなってきました。
交通情報やパーキングエリアの空き状況を通知してくれたり、トラックの運行管理のための走行データなどの保存をしてくれるものも登場しており、もはやカーナビは、「トラックの走行ルートに関する総合的なサポート」のツールとして活躍しています。

さらに、オーディオと一体化したものや停車中にテレビが視聴できるもの、ハンズフリーで通話が可能になるものなど、色々な機能が搭載された機種が数多く登場しています。

車載カメラ

車載カメラは運送用トラックの事故回避や車庫入れなどに役立ちますが、昔はトラックのバックカメラの画質も低く、また運送用トラックの中にはバックカメラが搭載されていない車種も多くありました。
近年では、高画質なバックカメラが登場し、さらにほぼすべての運送用のトラックに標準で装備されるようになりました。

バックカメラのみならず、前方の状況を撮影するドライブレコーダーについても、現在ではトラックだけでなく一般の自動車に取り付けられているケースも多くあり、事故やアオリ運転などのトラブルの対策として効果を発揮しています。また安全のためだけでなく、録画した映像をインターネット上に公開して楽しむことができるなど、車載カメラの技術の進歩は目覚ましいものがあります。

自動運転システム

現在、完全に自動ではないものの、前方の自動車との車間距離などをセンサーで認識して、走行中の速度の調整を自動で行ってくれるシステムが登場しています。
AIが自動で交通状況を判断して車両を操作するので、ドライバーの負担軽減や、事故の回避などに効果を発揮します。
また、商品化はされていませんが、登録しているトラックの後ろをAIが判断し、自動でついていく「隊列走行」の技術も開発されています。
ドライバーが運転するのは1台だけで、後についていくトラックは全て無人となるため、ドライバー1人当たりの運送効率向上につながります。
このように「自動運転」の分野は日々進歩しています。

電動トラック

トラックといえば、黒い排気ガスをまき散らしてエンジンから爆音を発生させながら進む、というイメージがある人も多いのではないかと思います。
しかし近年では、ディーゼルエンジンと電気モーターの両方を使用する「ハイブリッドトラック」が走行している姿を見ることも増えてきました。

さらに、完全に電気モーターのみで走行する、「電動トラック(EVトラック)」も開発され、経済面や環境面で安心なトラックがどんどん増えてきています。
電動トラックは、電動のモーターによって走行するので、エンジン関係のトラブルが発生しません(その代わりモーターのトラブルの可能性はあります)ので、走行中のエンジントラブルに関して気にしなくてもよくなります。
今後の動向に更なる期待ができる技術です。

今後導入される予定の技術

さて、ここからは今後トラックに導入される予定の技術、あるいは今後トラックへの導入が期待されている技術についてお話します。

AIによる運転のサポート

カーナビについてご紹介した際に少し話しましたが、交通情報やパーキングエリアの空き情報など、さまざまな情報を得る技術は既に確立されています。
今後は、そうした技術を応用し、ドライバーの運転をサポートするためのテクノロジーも開発されていくでしょう。
また、外部だけではなく、車内のドライバーの健康状態などを管理し、居眠り運転や酒気帯び運転などを事前に予防するための技術も開発され始めており、更なる安全や安心につながっていきます。

いかがでしたでしょうか。
今回は、トラックに搭載されるようになってきた安全や環境の技術についてご紹介しました。
さまざまな技術が登場し、以前はSFの世界のものとされていた技術が現実になってきています。
今後の開発で、ドライバーの負担軽減や安全への更なる対策に期待を持てる技術も登場していくことでしょう。
更なる安心や安全につながる技術が、トラックを扱う業界に指す光のひとつになっていくのではないでしょうか。

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