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増トン仕様とは?サイズと免許の関係に気を付けましょう!

巷で活躍している6トントラックや8トントラック、実はこれらの車両は「増トン仕様」という分類で販売されているトラックです。
増トン仕様とは、ベースとなる車両の積載量を増加させる調整を加え、より多くの貨物や、より多彩な種類の架装を装備できるようにしたトラックの仕様のことです。
基本的には中型トラックである4トントラックをベースに積載量を6トンや6.5トン、そして8トンに増加させたトラックです。

中型の車体がベースなため、従来の大型トラックである10トントラックと比べると小回りが利き、購入費用や維持費用が安価ですむというメリットがあります。
その上で従来の中型トラックよりも多くのものを積むことができるため、運送から土木まで様々な業種で活躍している車両です。

増トン仕様のトラックを運用する上で気を付けることとは?

増トントラックを運用する上で、まず気を付けなければいけないことは免許の問題です。
増トン仕様の車体、中でも6.5トンや8トンなどのトラックは、4トン(中型)の車体がベースなものの、そのほとんどが「大型トラック」に分類され、6.5トン車以上の車両は中型免許では運転することができません。

また、「中型免許(8トン限定)」という免許も存在しますが、こちらの免許も5トン車以上の車両が運転できないため、5トンを超えることがほとんどな増トン車を運転することはまずできません。

「8トン限定って書いてあるのに8トン車どころか6トン車にも乗れないってどういうこと?」と思われたことでしょう。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
実はこの「〇トン車」というトラックの記述と、免許区分の「8トン限定」という記述にある「トン数」は、車両の別の項目についての記述なのです。

6トン車や8トン車というような車両の表記におけるトン数は「最大積載量」のことを指しています。

一方、「中型免許(8トン限定)」の8トンとは、「車両の総重量」のことを指します。車両の総重量とは、「最大積載量」に「車体そのものの重量」と「乗務員の規定人数分の重量」を足した重さになります。

これらの表記の違いによって、「中型免許(8トン限定)」と「中型免許」で運転できる車の大きさについて、ドライバーの誤解が生まれやすくなってしまっているのです。

現在、「中型免許(8トン限定)」で運転できるのは最大積載量5トン未満の車両、つまり4.5トン以下の車両なため、ほとんどの増トントラックは乗れないのです。

同様に、中型免許も運転できる最大積載量は「6.5トン未満」の車両ですので、6.5トン以上の車両を運転することができません。

トラックを購入する際には、自身の免許で運転できるかどうかを十分確認した上で車両を選ぶようにしましょう。

また、増トントラックを運用するときに、車検や定期点検以外にもメーカーで推奨された整備を行うことをおすすめします。
車検や定期点検は、車両が問題なく行動を走行できるかどうかであったり、安全に運用できるかどうかを、あらゆる大きさのトラックに対して包括的に行っているメンテナンスです。

それぞれの車体に合わせたメンテナンスは、その車体を製造したメーカーによって推奨されたメンテナンス方法が最も適しています。
各トラックメーカーによる整備や点検をしておくことによって、普段の運用がより安全で効果的に行えるほか、買取においても「適切な整備がなされている」と判断されて査定金額アップに繋がるのです。

今回、増トントラックを運用する際のポイントををご紹介しました。

増トントラックである6トンや6.5トン、8トントラックも、それぞれに適切な取り扱い方や売却方法があります。
より良い運行をするためにも、そしてより良い条件で売却を成功するためにも、ぜひしっかりと適切な整備や買取業者探しを行いましょう。

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