10トントラックは、トレーラータイプのものを除くと貨物自動車としては最大サイズの寸法を持つトラックです。
その大きさや重量などから「大型トラック」に分類され、大型免許の取得が必須になります。
目次
10トントラックの需要
10トントラックは非常に大きな車両です。日本国内で走行する際に、細い路地だと進入できなかったり、総重量によっては道路の走行自体に許可をとる必要があったりと制約もある車両ですが、それでもなお高い人気を誇っています。
その理由は、他のトラックと比べ圧倒的な積載量を持つ、10トントラックならではの高い運送効率です。
また、単純に重量が多く載せられるだけでなく、「容積」の大きなものを運搬するために必要な荷台の大きさも十分あるため、一定以上の大きさのものを運搬することにおいて非常に重宝されています。
ところで、10トン車に限らずほとんどのトラックやダンプは、荷台部分がそれぞれの車両ごとに特注で製造されています。
平ボディの他にもバンタイプや冷凍車、活魚運搬車、ダンプタイプにクレーン、タンクローリーなど、さまざまな場面で活躍しています。
今回は、そんな10トントラックを中古で購入・売却する際のポイントをいくつかご紹介します。
中古の10トントラックを購入するときの注意点とは?
新車では1000万円を超えることもざらにある10トントラックが格安で手に入るため、中古の10トントラックの人気は非常に高い部類に入ります。
しかし、目的にあった車両を買わないとむしろマイナスになってしまうため、中古の10トントラックを購入する際には注意が必要です。
まず大前提として、様々なバリエーションを持つ10トントラックですが、基本的に同じ車両に別の架装を載せ替えるということはありません。
そのため、一番欲しい車両が決まっている場合、中古車販売の業者に目的のものがあるかどうかは、事前によく調べておかないと思わぬ失敗をしてしまいます。
せっかくのトラックの購入ですので、失敗しないように事前に目当ての車両があるかどうか調べておきましょう。
現在はインターネットの販売サイトなどで簡単に販売情報を得ることができるようになりました。
メーカー、車種はもちろんのこと、走行距離や車検の有無、ボディの形状や架装の種類、オプションの装備状況まで、多種多様な情報が手に入ります。
その中で、自分の一番欲しい車両の条件に合った車体を探し出すことが大切になります。
上手く探し出すためのコツは、「検索」を使いこなすことにあります。
中古トラックの販売サイトの多くは検索機能を備えています。
キーワードを入力したり、いくつかの選択肢の中から欲しい車両に合うものを選択することによって、条件に合ったものを絞り出すことができるので非常に便利です。
もし見つからない場合は、別の中古車販売サイトで車両を探すか、「車体の取り寄せ」が可能かどうか販売店に聞いてみるとよいでしょう。
中古の10トントラックは売却できるのか?
中古の10トントラックは、多彩なバリエーションがあり、大きなものを載せることができるという無二の特徴を持っています。
そして購入についての紹介の中でも説明した通り、これら別々のバリエーションの架装は、同じ車体で載せ替えが出来ないので、種類をそろえるためには車両台数が多く必要になります。
したがって、トラックの買取業者にとって「仕入れ」となる中古の10トントラック買取の需要も高くなるのです。
そして、買取業者からの需要が高いということは、中古の10トントラックは「売れる」ということにつながるです。
その買取業者、10トントラック取り扱ってる?
中古の10トントラックを売却する際にも少しだけ注意が必要です。
10トントラックは非常に大きな車両です。取り扱うためには広いスペースが必要になるほか、整備や点検のために大きな設備も必要になります。
そのため、10トントラック買取の取り扱いをしていない買取業者もいます。
購入の際の注意点と同じになってしまいますが、買取の依頼をする際にも、事前に10トントラックの買取対応をしているかを下調べしておくと良いでしょう。
ランキングサイトや一括査定サービス、査定代行サービスなどを利用するとより効率も上がるかと思います。
特に査定代行サービスは、売りたい車両の情報を記入して査定代行の依頼をすると、概算査定額の情報が1度にまとめて受け取れるため、手間も少なくおすすめの方法です。
査定代行サービスについて詳しく知りたい方はコチラ・・・一括査定とは違うの!?「査定代行サービス」とは?
いかがでしたか?
今回は中古の10トントラックについて購入と買取の視点からご紹介しました。
これから中古10トントラックを購入しようとしている方、中古10トントラックを売却しようとしている方の助けになれば幸いです。