3トントラックは中型トラックに分類される、最大積載量が3トンのトラックのことです。ただし、ユニックなどの架装をして積載量が2トンに近い場合も3トントラックと呼ばれることがあり、今回は便宜上最大積載量が3トン程度のトラックのことを指して紹介します。
3トントラックは、その定義の幅広さから、さまざまなトラックのタイプが該当します。そのため、対応している買取業者でも得意不得意があります。
買取査定のお問い合わせをする前に、売りたいトラックのタイプや装備などを正確に把握しておき、対応可能かどうか買取業者に事前に確認しておくことをお勧めします。
目次
3トントラック需要は増加する!?新しい免許制度と需要の関連性
2017年3月、新しい免許制度として準中型免許が施行されました。最大積載量2トン以上4.5トン未満の車両を運転できる、18歳以上であれば普通免許と同じ条件で受験できる資格です。
準中型免許が施行されたことで2トントラックの運転を普通免許ではできなくなってしまいました(施行までに取得済みの普通免許は「5トン限定準中型免許」として、これまで通り2トントラックの運転が可能)。
そのため新しく運転免許を取得するトラックドライバーは準中型免許の取得をする必要が出てきました。準中型免許取得者は今後も増えていく見込みですが、準中型免許は3トントラックも運転できます。
これまで中型免許以上の免許取得者(必然的に20歳以上、免許保有歴2年以上のドライバー)しか運転できなかった3トントラックを準中型免許の登場によって18歳時点で運転できるようになるのです。
準中型免許について:「新しくなった普通免許は2トントラックに乗れない!?」
この制度が施行されたことによって3トントラックのドライバー数も増えていくことから、3トントラックの需要は現在も増加しているのです。
そのため、以前に比べ比較的高額で買取を行ってくれる業者が増えてきています。
買取業者の探し方!
3トントラックの需要が増えてきていることはお話ししました。ここからは自分の売りたいトラックを一番いい条件で買い取ってくれる業者の探し方ごご紹介します。
トラックの買取を依頼するときに大切なことは出来るだけスムーズに、高額での交渉をすることです。だからこそ、業者を探す時には事前の準備をしてスムーズにトラブルなく進むようにしておくことが重要です。
【車の情報をまとめよう】
車の情報をまとめておき、概算査定時に提示することによって、より現地でトラックを診たときに近い状態で査定をしてもらえます。
現地査定の時に値下げをされてしまう可能性を減らせるほか、現地査定以降の交渉がよりスムーズになるメリットもあります。のちに業者を選ぶ基準にもなるので、事前に細かくまとめておきましょう。
【買取業者を比較しよう】
トラックの車両情報をまとめたら、まずは概算の査定依頼をするようになります。このとき、複数の買取業者に依頼を出して帰ってきた査定の内容を比較するようにしましょう。最初にお話した通りトラックの買取は取り扱っている車種によって業者に得意不得意があります。返ってきた査定の結果も業者ごとに異なります。その中で条件の良い業者と契約をするためには、査定内容を比較することが必要になります。
特に概算の査定の時点で複数の業者を比較することで、現地査定を効率的に好条件で進めることができるのです。
※比較のポイント
査定内容を比較するときに注目しておくと良いポイントが2つあります。
ひとつは査定の基準。提示された査定額がどのような基準で計算されたのかを知ることによって、最終的な買取金額がどのくらいになるかを予測することが出来ます。また査定基準が明確になることで、「高額査定で提示された内容でも後の現地査定で値下げされてしまうかも…」という不安を軽減できるので、提示された査定の基準を買取業者に確認をしてみることをおすすめします。
そしてポイントのもうひとつは手数料関係。現地査定の依頼を出す時に査定料金や出張料、あるいはキャンセル料などの手数料について事前に確認しておきましょう。
実は、現地査定で提示金額に納得できないから、とキャンセルをしようとしたらキャンセル料が発生して、仕方がないので言われた金額で売ってしまった、というトラブルが何件か発生しています。
このときキャンセル料について事前の確認をしていればトラブルを回避できた可能性が高い、と言われています。無料査定と伝えているところに対しても、査定料金以外の手数料が発生しないのかをしっかりと確認しましょう。
車体をキレイにしよう
査定の際、ほとんどの買取業者が診るのが車体の状態です。
キズやへこみといった、使い込んでいくなかで生まれたものはもちろんのこと、泥がついていたり車内にタバコのにおいがついていたりといった、普段の清掃状態などもチェックします。
車体をキレイに掃除することは査定額に直接反映します。
外装の汚れや内装のにおいなどはご自身でも解決できるポイント。普段からこまめな整備もしておけば、更に査定額に反映されることもあります。なにも特別なことは必要ないので査定依頼の前に行っておくことをおすすめします。
最後に
いかがでしたでしょうか。3トントラックは様々な種類や形状があり混乱しやすい大きさのトラックです。しかし、正しい情報をもとに行動すれば売るのは難しいことではありません。
今回ご紹介した内容以外にも、状況に合わせ高額で売却できるコツなどもご紹介しています。売りたいトラックの種類や状態に合わせて一番いい選択肢を見つけて、理想的な売却を実現しましょう。