お役立ち情報

中古トラックを理想的な形で手に入れるために販売店に提示すべき「優先順位」とは

中古トラックを購入するときには、「予算はいくらで」「何トンのトラックで」「いつまでに必要で」「どんな用途に使うか」など、自分の中でさまざまな条件があるかと思います。
運よくそれらの条件を全て満たす中古トラックが見つかることもあれば、なかなか見つからないこともあります(ほとんどの場合、完璧に全ての条件を満たすことはなく、どこかで譲歩することになります)。
希望する条件に見合う車両が見つからない場合、大切になるのが購入の条件に優先順位をつけておくことです。

今回の記事では、中古トラックを購入する際に理想に近い形で車両を手に入れるため、事前に購入条件の優先順位を決め、販売店に伝えておくべき条件についてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。

中古トラックを購入する際に購入条件の優先順位を決めよう!

中古トラックを購入する際、事前に購入条件の優先順位を決めておき、中古トラックの販売店に伝えておくことによって、「完璧ではないものの、理想に近い車両」を提案してもらえます。
今回は優先度を考える上での重要性が高いと想定される順にまとめているので、それぞれ見ていきましょう。

予算

トラックを購入するにあたって、絶対に考えなければいけないのが予算です。
どれほど条件に見合った性能の良いトラックでも、予算をオーバーしていたら購入することはできません。

理想的な金額と、最大限譲歩した金額の両方を想定しておきましょう。
※ 2つの金額が同じであっても(その場合は譲歩不可と考えられるので)問題ありません。

架装

トラックのような商用車の場合、ただ「走る」だけではなく、「荷物を守り、積み降ろしをスムーズにする」ための機能が必要になります。
そのため、用途や目的に応じて適切な架装が荷台に装備されている必要があります。

架装の種類や動作状態は、中古トラックを購入する上でも押さえておくべきポイントのひとつであり、販売店にも「この装備が絶対に必要だ」と伝えておくべきポイントです。
したがって、中古トラックの購入条件の中でも、かなり優先順位が高いもののひとつです。

大きさ・重量

車両の大きさや重量は、ドライバーの運転免許と関係があります。
大型免許を除く全ての自動車運転免許では、車体の大きさや車両総重量、最大積載量などによっては運転できない場合があります。
(特殊自動車免許は、そもそもトラックを運転できないため除外しています。)

そのため、所属しているドライバーが持っている免許によっては、「買ったはいいけれど運転できない」というケースにつながりかねないので、大きさや重量については最優先で想定しなければいけません。
条件付きですが、優先度は高いと言えるでしょう。

走行距離・年式

トラックの走行距離と年式は、フレームの摩耗や経年劣化、排ガス規制への対応など、車両の状態やカスタマイズの状況について確認する重要なポイントのひとつです。

特に排ガス規制に関しては、クリアしていないと特定の地域に入ることすらできなくなります。
その場合、後付けで排ガス用のフィルターを購入しなくてはならなくなり、予算にも影響が出るため、要チェックのポイントです。

【関連記事:知らないと危ない「NOx・PM法」について

ただし後述しますが、車両の状態を判断するのに走行距離や年式など書類上の情報だけで確認を終えてしまうと、後になって思わぬ痛手を受けることもあるので、注文の際の優先度よりも、現地で実際の車両を確認することを優先しましょう。

車種

車両の使い勝手に影響するのが車種です。
例えば、いすゞのエルフとふそうのキャンターだと、運転室のレイアウトが微妙に違ったり、トルクの上がり方が違ったりします。
そのため、2台目以降のトラックを購入する場合に同じ車種に統一することで、使用感の違いで混乱しなくても済みます。

使い勝手以外にも、メンテナンスの流れなどが共通するなどのメリットもあるので、2台目以降の場合、1代目と同じ車種であることを高めの優先順位に設定する人は多いです。
逆に、1台目に購入するのであれば、そこまで気にしなくても良いポイントだと言えるでしょう。

※注意!書類上の情報だけでは絶対に決めない!

注意しなければいけないのが、中古車の購入の場合、書類上に記載されている情報以外にも、外装の細かなキズやフレームの劣化など、現物を確認してみないと分からないことがたくさんあります。
そのため、今回お伝えした情報はあくまでも販売店から適切な提案を受けるために使い、実際の車体を必ず一度はチェックして、きちんと使えるか判断してから購入しましょう。

終わりに

今回は、中古のトラックを購入する際、販売店から良い車体を紹介してもらうために伝えておくべき優先順位をご紹介しました。
もちろん、すべての条件がそろった車両を手に入れられれば理想的です。
しかし、そんな車にお目にかかることはほとんどありません。
そのため、今回ご紹介した優先順位をもとに、理想に近い車両を手に入れられるようにしましょう。

関連記事

  1. トラックによる自転車の巻き込み事故は無くならないのか?最新の対策…
  2. 委任状って何?書き方や記入時の注意点
  3. 交通三悪とは?
  4. ユーザー車検って何?トラックで可能なの?
  5. トラックドライバー必見!「睡眠不足時の乗務」が法律で禁止に
  6. 行政処分における「重大な違反」とは?
  7. ”新”交通三悪とは?交通三悪とは違うもの?
  8. タンクローリーを運転するために必要な資格とは

人気の記事

お電話でもトラック買取査定代行サービスへのお申込みを受け付けております。 0120-946-652 [受付時間]10:00~18:00 (土日・祝祭日を除く) お電話でのお申し込みに際しては、お手元に「車検証」をご用意ください。

トラックのミカタTV

トラック買取査定のマッチングサービス「トラックのミカタ」
提携パートナー募集|トラック買取査定のマッチングサービス「トラックのミカタ」

LINE@でトラック買取査定マッチング LINE@トラックのミカタ

PAGE TOP
0