「トラックの買取って値段いくらなの?」
よく聞かれることですが、実は決まった相場というものは、ことトラック買取の業界に関してはありません。
今回は相場が存在しない理由と、それに対してトラックオーナーはどのようにして買取業者を探すのか…についてご紹介します。
目次
トラック買取額の相場が存在しない理由
一般の乗用車の場合は、年式や走行距離などで車のランクが決まっています。
また、追加で装備されているオプションや、車の状態、内装の汚れなどによって最終的な金額の提示を行います。そのため、基本的には年式や走行距離によっておおよその相場が分かるのですが、トラック買取の場合は一般車とは異なります。
売却するトラックの状態による価格変化に加え、トラック業界の場合は業者によって買取後の販路が異なるために、業者が持っている販路におけるトラックの需要の高さに合わせて買取額が大きく変動する、という傾向があります。
そのため、決まった買取額の相場というものがなく、各社ごとに値段設定を行い買取をしているのです。
売り主にとってベストな買取業者を見つける方法
業者ごとに値段の設定を行うことができるため、買取業者ごとの買取額の差が激しいトラック買取ですが、いくつかのポイントによって、売り主にとってベストな買取業者はどこなのか判断することができます。
ホームページをチェックする
ホームページは直接営業担当者がお伺いするわけではないトラック買取業者にとって会社の顔ともいえる存在です。
ホームページの見やすさや使いやすさは、そのままサービスの質に直結しているといっても過言ではありません。
また、買取の依頼をするにあたって分からないこと、不安なことの多いお客様に安心を提供し、喜んでもらおうとする企業であれば、信頼というものがいかに大切かということを理解しているため、信頼や信用を落とすようなことをする可能性は非常に低いといえます。それをふまえて会社情報や経営者情報を確認して、運営会社のホームページをチェックしてみるのも有効な手段です。
海外に販路がある業者を選ぶ
金額面で注目するポイントの一つは海外に販路を持っていることです。
現在海外では日本製のトラックや重機は非常に重宝されており、高額で売却することが可能です。そのため、海外に販路がある業者は国内での販売のみの業者と比較して高額で買取を行っている場合が多いです。
したがって、買取価格が高い、という所を重視するのであれば海外への販路を持っている業者を探すのが良いでしょう。
最低でも3社に概算の見積もりを取ってみる
最初に述べた通り、トラックの買取においては明確な相場というものが存在せず、時には買取業者によって大きく買取金額が異なるため、1社のみに見積もりをとったとしても、それが適正金額かどうかは不明な場合が多いです。
そのため、少なくとも2社、できれば3社以上の業者に見積り査定をしてもらい、それらの金額を比較検討することが大切です。
ただし、最初は電話やホームページを使った概算の査定にとどめておいた方が良いでしょう。業者も現地査定に向かうからにはその場で買取契約を結びたいと思うはずです。
もしかすると、こちらが検討する間もなく契約を締結させようとしてくる業者もあるかもしれません。
そのため、一旦は概算の見積もり査定にとどめておくことをおすすめします。
以上3つのポイントをおさえることによって、売り主にとって理想のトラック買取業者を見つける助けになります。