買取のタネ

パッカー車の買取!高額査定のコツとは?

パッカー車はどんな車両?

パッカー車とは、日本で最も普及している「ごみ収集車」のひとつで、収集したごみ等を機械などで圧縮する装置が装備された車両です。
塵芥車や塵芥収集車とも呼ばれています。

パッカーとは、パック(詰め込む)という意味合いを持つ言葉で、収集したごみをより多く積み込むために、プレス機や回転板などで圧縮して積み込んでいる車両です。
基本的に2トントラックがベースになっているパッカー車は、およそ1トンから2トンほどのごみを積むことができます。圧縮することによって、45リットルのごみ袋を約900袋も1度に収集することができます。
パッカー車には圧縮方式によって大きく3種類のものがあります。

1つ目は、プレスプレート(圧縮板)によってごみを2度圧縮して収集していくタイプの車両で、非常に多くのものを詰め込むことができるタイプです。

2つ目は、回転式の板によって奥に押し込んでいくタイプで、圧縮力が小さいため小型のごみ(剪定された小枝など)を収集するのに優れているタイプです。

3つ目は、大型のドラムが回転している中にごみを入れていくタイプのものです。基本的に圧縮をしないので一度の収集で運べる量が少なく、他の2タイプと比べあまり見られないタイプの車両でもあります。

パッカー車の需要って?

地域の衛生の維持のため、日本国内はもちろんのこと、世界各国で活躍しているパッカー車は、世界中で需要がある車両だといえます。
そして、日本製のパッカー車は実は海外で人気があります。
何故でしょうか?

その理由は、日本製の商用車の特性にあります。
トラックや重機といった商用車は、長く乗れるよう頑丈でメンテナンスを行いやすく設計・製造されています。
そのため、日本製の商用車は非常に信頼性や保守性が高く、海外で好まれているのです。
パッカー車も他の商用車と同様、海外では多くの需要があるといえるでしょう。

国内や海外で多くの需要があるパッカー車。しかし、新車で購入しようとするとかなり高額になってしまいます。
そこで注目を集めているのが中古のパッカー車です。
中古のパッカー車であれば、金額が安いのはもちろん、在庫があればすぐに手に入れて運用することもできる、という利点もあります。
このことから、中古のパッカー車の需要が増えてきているのです。

パッカー車って売れるの?

ここからは、「パッカー車は買取に出したときに売れるのかどうか」を紹介していきたいと思います。

「中古のパッカー車の需要がある」ことから、「中古パッカー車を買いたい人が多い」といえます。
中古のパッカー車を買いたい人は、基本的にはオークションや、中古トラックの販売業者から入手しています。

実は、このどちらの入手方法でも、販売する側は「中古トラックの買取業者が、買い取った車両を売りに出している」というケースが多いです。
中古トラックの買取業者は「販売のための仕入れ」として、パッカー車を含む中古の車両を買い取っています。
そして、需要が高く人気の車両ほど、高額で販売できる傾向にあるため、国内外で高い人気を誇るパッカー車は買取業者にとって比較的高額で仕入れても問題がない車両だといえます。
「買取業者にとっての高額での仕入れ=売り主にとっての高額買取」です。つまりパッカー車は、中古トラックの買取業者に売却するときに高額買取が実現しやすい車両なのです。

パッカー車を高額で売りたいんだけど、どうすればいい?

高額で買取ってもらいやすいとはいえ、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

1つは、こまめな清掃です。

パッカー車は「ごみを収集・運搬する」という用途から、他のトラックに比べても「内部に汚れがつきやすい車両」です。
そのため、内部の汚れが原因で車体が傷んだり、さびが発生したりする可能性も他のトラックより高く、こまめな整備・清掃が必要です。

清掃を怠ると、買取の査定において評価に悪影響を与えてしまい、何より日々の業務効率が落ちたり、車体の寿命が短くなってしまうことがあります。
他にも、外装の細かな傷やキャブ内の汚れなどは、査定員の印象が悪くなり、マイナス評価が付きやすいポイントです。
車体全体をきれいに掃除して、査定額を高く維持できるようにしましょう。

2つ目のポイントは、必要書類の完備です。

パッカー車など、専用の目的が存在する車両は、車体の書類や車検証などの他にも、架装についての書類があります。
実はこれらの書類がそろっているかどうかによって、査定の金額が大きく変わることがあります。
また、装備しているパーツの中に、車両メーカーや架装メーカーによる純正のパーツではないものが混ざっていた場合、査定では注意が必要です。
基本的に、メーカー純正のパーツがない場合、査定ではマイナス評価になってしまうことが多いです。
その場合、パーツを装備している箇所の、純正のパーツが残っているのであれば戻しておくか、難しいようであればそのパーツを査定時に持っていき、車体と一緒に診てもらうと良いでしょう。
つまり買取業界では「購入時の状態」にどれだけ近づけることが可能か、が非常に重要になってくるのです。

追加のパーツを装備している場合には注意しましょう。

そして3つ目に、買取業者を厳選しましょう。

パッカー車の買取を行っている買取業者は、上述の「需要」の数だけいるといっても過言ではありません。
しかし、実際に車両を売却することができる業者は1社だけです。

ここで重要なことを1つご紹介します。
「パッカー車の金額は買取業者によって大きく違います。」

これは、パッカー車に限らず、全ての商用車に対して言えることなのですが、商用車の買取をしている買取業者は、それぞれ違った査定基準を持っています。
例えば、架装部分に注目して値段を決めている業者もいれば、足回りに金額の基準がある買取業者もいる、ということです。さすがに、今の2つの要素だけでそこまで大きく金額に差が出るほどのことはめったにありませんが、ここで伝えたいことは「1社のみの査定では売りたい車両の適正金額はわからない」ということです。
だからこそ、買取業者を厳選する必要があり、そのためには「複数の買取業者を比較する」ことが大切なのです。
複数の買取業者を比較するポイントはコチラ…一括査定とは違うの!?「査定代行サービス」とは?

いかがでしたか?
今回はパッカー車の特徴や需要、そして買取についてご紹介してきました。
この世にごみがある限り、需要がなくなることがないパッカー車は、新車でも中古車でも大活躍しています。
ぜひ高額で売却し、新たな一歩につなげて下さい。

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