買取のタネ

トラック買い替えなら今⁉「低燃費ディーゼルトラック普及加速化事業」とは?

2018年6月、国土交通省が「企業による低燃費ディーゼルトラックの導入」を補助する事業を行うと発表しました。
正式名称は「平成30 年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業)」で、対象となるのは中小のトラック運送業者です。

この事業の目的としては、中小のトラック運送業者に燃費性能が高い「低炭素型ディーゼルトラック」の導入を促し、排気ガスなどの問題をクリアすることと、古くなったトラックの車体の更新を促して車体のランニングコストを減らし、運送事業による経済効果を向上させることがあげられます。

大型トラックと中型トラックに関しては、2015年度の重量車燃費基準をプラス5%以上、小型トラックではプラス10%以上クリアした車両を導入することが条件で、低炭素型ディーゼルトラックと標準的な燃費のトラックの間で発生する価格差の3分の1が補助されます。

さらに、廃車をともなう場合には価格差の半額が補助されるので、トラックの買い替えを検討している事業者にとっては非常に便利な機会だといえるでしょう。
低燃費性能が高い近年のトラックは、燃費性能以外にも整備のしやすさや頑丈さなども高いことから、手持ちの車両が少し古くなってきて買い替えを検討しているのであれば十分おすすめの選択肢といえるのではないでしょうか。

そこで今回は、「トラックの買い替え」について、時期や手続きなどの観点からご紹介していきたいと思います。

※買い替えについてご紹介する前に

今回の補助事業は応募期間が2018年6月11日から2019年1月31日までです。
当該の補助事業は、予算の上限や応募期間などの条件から予告なく終了したり、条件が変更となる可能性があります。
そのため、今後の動向によって本記事の変更を行う可能性もあることを予めお伝えしておきます。

買い替えのタイミングは?

トラックの買い替えのタイミングはいつが適切なのでしょうか?
今回のように補助金を活用するならば、結論としては「買い替えは早ければ早い方が良い」といえます。

トラックに限らず、車体を売却するときになるべく高額で売却するには、基本的に売却時期が早ければ早いほど高額売却になるといわれています。
売却時期が早いということは、乗っている期間が短く比較的新しい車体といえます。

こういった車両は車体の状態が良いため、買い替えの時に高額で売却することができると考えられます。
そして、今回のように補助事業を活用して買い替えを行う場合だと、高額で売却できる早いタイミングで売却してしまうことによって資金を作り、買い替えの費用を抑えることができるようになります。
車体の寿命などを考慮する必要がないので、早めの買い替えがおすすめだといえるでしょう。

トラックの寿命を意識した買い替え

トラックを買い替えるタイミングとしては、今回のように車体の買い替えや新規購入を補助する制度が活用できるタイミングと、車体の寿命に合わせた買い替えのタイミングがあります。
車体の買い替え時期の目安は、車体が製造(新車として購入)されてから「7年目」か、「10年目」を迎えた所だといわれています。

これら2つのタイミングが買い替え時期の目安とされる理由は、このタイミングで買取金額が大きく変動することにあります。
「7年目」の場合は、その翌年の8年目がくるころのタイミングでメーカーによる車体のフルモデルチェンジが起こり、同じ車種の全ての車両が1段階型落ちとなるため買取金額が減ってしまいます。
「10年目」では、車体を安全に運用できる耐用年数のピークを迎えて、11年目以降では故障やトラブルが起きやすくなってしまいます。
そこで、車体の製造から7年目か10年目を迎えたタイミングで買い替えをすると、ある程度買い替えの費用を抑えながら車体を交換することができます。

また、トラックの場合は期間もさることながら、走行距離に重点が置かれていることが多いです。
メンテナンスの程度にもよりますが、およそ70万㎞を超えたあたりから車体に不具合が現れてきます。

トラックは一般の乗用車に比べて頑丈で整備もしやすく設計されているため、くまなくメンテナンスをしていれば100万km以上を走行することも珍しくありません。
しかし、どれだけメンテナンスを入念にしていても車体は消耗を続け、いつかは限界がやってきます。
そこでここからは、トラックを運用しているときに、買い替えを考え始めるいくつかのポイントをご紹介します。

エンジンの不調

オイル漏れや異音などが頻発するようなら、エンジンの不調や故障を疑った方が良いでしょう。
自動車にとってエンジンは心臓のようなもの。できる限り速やかに修繕したいところですが、状態によってはオーバーホールをしなくてはならなくなります。

エンジンオーバーホールとなるとその費用は数百万にのぼることもあり、買取に出した際も査定の評価が大きく下がる可能性があります。
そうなる前に修理を行うか、車体自体が古くなってきているのであれば買い替えを行うと良いでしょう。

足回りの不調

エンジンが快調に回っているにもかかわらず、速度やパワーに反映されないときは、足回りの不調の可能性があります。
クラッチが摩耗してしまって滑ったりすると、エンジンのパワーをしっかり伝えられずスピードが出にくくなるほか、最悪の場合は走行することさえ難しくなってしまいます。
不調があった足回り周辺の修理や交換を行い車体の状態を改善したり、車体そのものを交換することを検討する時期だといえるでしょう。

このように、車体の調子を確認しながら、不調の部分がある場合は「不調の部分の修理」や「車体そのものの買い替え」を行うようにすると、万が一の事故などを防ぐことができるようになります。

いかがでしたでしょうか。
今回は、国土交通省による「企業の低燃費ディーゼルトラック導入への補助事業」の実施にあわせ、トラックの買い替えについてご紹介しました。
トラックは新車で購入しようとするとかなりの高額になります。買い替えにもかなりの勇気がいるのではないかと思います。
今回のような機会を活用することで、新たな車体の入手がしやすくなるので、買い替えを検討している方はぜひご参考にして下さい。

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