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「車内」の騒音対策!デッドニングとは?

トラックといえば、「騒音」の問題が取りざたされることが多いですが、それはあくまで「車両が外に向かって発生させる騒音」の問題であることが多いです。
しかし、トラックの騒音は車内に対しても発生しています。
そこで今回は、トラックの車内に向けて発生される騒音を抑える方法の1つ「デッドニング」についてご紹介します。

デッドニングとは?

デッドニングとは、乗用車に内蔵されているスピーカーの音質を向上させるために、ドアや天井などに音や振動を吸収する素材を取り付ける作業のことです。
自動車のドアや天井は中が空洞になっていて、乗用車のスピーカーは、基本的にドアの中に取り付けられています。
空洞になっているドアの中でスピーカーが鳴り響くため、ドアの鉄板が共鳴して音質が悪くなったり、音が外に漏れ出したりします。
デッドニングをすることによって、ドアの中の空洞を埋めたり、ドアの揺れを抑える素材を取り付けることで、余計なノイズの発生やドアの共鳴を取り除き、車内の音質が向上するのです。

しかしトラックの場合は、スピーカーが運転室内のフロントパネルに内蔵されていることが多く、デッドニングしてもオーディオの音質が良くなることはありませんでした。
このことからわかるように、元々デッドニングは乗用車の車内の音質を良くするための方法でした。

なぜトラックにデッドニングするのか

トラックのオーディオの音質に効果がないのなら、なぜトラックにデッドニングをするのでしょうか。
実は、デッドニングは乗用車の車内で流れるオーディオの音質を向上させるだけではなく、車外の騒音が車内へ侵入してくるのを防ぐ効果があることも分かっています。
自動車のドアや天井部分をデッドニングすると、走行中のロードノイズや風きり音のような外から入ってくる騒音がシャットアウトされ、車内に余計な雑音が入ってこなくなります。
そのため、「騒音対策」を目的としたトラックへのデッドニングは効果的だといえるのです。
特に高速道路を活用することが多い長距離トラックの場合は、走行中のロードノイズだけでなく、パーキングエリアやサービスエリアなどで休憩しているときの雑音がシャットアウトできるので、快適な仕事環境を作ることができます。

また、天井部分にデッドニングを施すことによって、雨天時の雨音を軽減することもできます。
「トラック内で仮眠しなければいけないときに、雨音や周囲の音が気になって眠れない」といった覚えがある方は、デッドニングを試してみてはいかがでしょうか。

デッドニングのやり方

デッドニングの方法としては大きく2つのものがあります。
1つはデッドニングの専門業者にデッドニングを施してもらう方法、もう1つは自分でデッドニングを行う方法です。
それぞれの特徴をご紹介しましょう。

専門業者にデッドニングを依頼する方法

専門業者にデッドニングを行ってもらう場合、デッドニングを施す際の工賃や、必要な素材の費用などの料金を支払う必要があります。
料金は業者によってさまざまですが、1カ所のデッドニングにつき、おおよそ数万円程度で行ってくれるところが多いようです。

自力でデッドニングするよりも高いレベルでデッドニングしてくれる点や、ミスがほとんど無いという安心感があるので、予算が合えばおすすめの方法ですが、1つだけ注意点があります。
それは、最寄りのデッドニング専門業者が「トラックのデッドニング」に対応していない場合があることです。
はじめにお伝えしている通り、本来デッドニングは乗用車の車内の音質向上のために施されるものなので、トラックへのデッドニングを想定していない施工業者もいます。
そのため、自分の車両をデッドニングしてもらえるかどうかを確認しておくことも重要です。

インターネット上で、料金や対応車種を公開しているデッドニング施工業者もいるので、デッドニングを依頼する前に調べてみると良いでしょう。

自分でデッドニングする方法

現在では、「デッドニングキット」というものが市販されており、それぞれの車種に合ったものがネット通販などで購入できます。
「車種+デッドニング」で検索すれば、デッドニングキットの販売サイトや、自分でデッドニングする方法も見つけられると思います。
腕に自信がある方は、自力でデッドニングする方法を検討してみても良いかもしれません。
※自分でデッドニングする場合の故障やトラブルに対して、本サイトでは一切の責任を負うことはできませんので、自力でのデッドニングに関しては、全て自己責任で行うようにして下さい。

いかがでしたでしょうか。
今回は、トラックの騒音を解決する方法として、デッドニングのご紹介をしました。
運転中や休憩中に、車外から入ってくる騒音に対して高い効果を発揮するデッドニングは、トラックの快適な走行に大いに役立ちます。
トラックに乗っているときの騒音が気になっている方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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