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運転中にイライラする人必見の「アンガーマネジメント」とは?

あなたの周りに、車のハンドルを握ると人が変わったように荒っぽい運転をする方はいませんか?
あるいは、あなた自身が、トラックを運転するときに荒っぽい操作になったりしていませんか?
イライラした状態で運転すると、事故の危険性が高まります。
運転中にイライラしたり、荒っぽい運転をしてしまう人は、今回ご紹介する「アンガーマネジメント」を行うことによって、そうした運転が改善されるかもしれません。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、「怒り」の感情と上手に向き合うためのさまざまな方法のことです。
自分自身や他人の怒りに対して、適切に立ち振るまうことで、普段の生活を快適にし、より良い人生を目指していくことを目的に提唱されました。
そのため、一般企業の新人研修や管理職研修などで取り入れられることも多く、運送会社の中には「制度」として、ドライバーにアンガーマネジメントの研修を行っているところもあります。

ちなみに、アンガーマネジメントは「怒らないこと」を身につける方法ではなく、「怒りをコントロールすること」を身につける方法です。

アンガーマネジメントとトラック運転の関係とは

アンガーマネジメントとはどういったものかをご紹介しましたが、それと「トラックの運転」とは、どのような関係があるのでしょうか。

ハンドルを握ると荒っぽい運転をするひとのことを、「運転中に性格が変わる」と表現することがありますが、実際には性格が変わったのではなく、「怒り」が誘発されやすい環境に身を置いているだけなのです。
トラックに限らず、自動車の運転席は一種の「個室」ともいえる空間になっているため、プライベートな感覚に陥りやすく、普段社会に出ているときには考えられないような荒っぽい運転をしたり、自分の思い通りにならないことに対して怒りの歯止めが利かなくなったりします。
しかも、プライベートな感覚の個室とは言っても、それはあくまで車内での話であり、「公道」の名前の通り道路は公の場所ですから、怒りの原因となる事柄は無数に存在します。
結果、普段の生活では気にも留めないような事柄に対して「怒り」がコントロールできず、事故の危険もある荒っぽい運転を行うようになります。
これは一部の人だけに起こるものではなく、程度の差こそあるものの、誰にでも起こりうる現象です。

こうした問題の解決に対し、アンガーマネジメントが大きな効果を発揮します。
自分自身の怒りをコントロールするだけでなく、同乗者の怒りを抑えたり、周囲の車が「こんなことで怒るんだ」ということを知っておくことで、未然に怒りの発生を防ぐこともできるようになります。

運転と怒りの関係性を表すもので、最も顕著な例が「煽り運転」です。
東名高速道路での煽り運転による死亡事故は記憶に新しいですが、実はこの煽り運転が起きたのも「怒り」が原因です。
「煽り運転をする奴は根本的に問題がある人」そう結論付けることは簡単です。
確かに、煽り運転をする人は、煽り運転をしない人にとって「問題がある人」のように見えるでしょう。
しかし上述したように、車を運転する人ならば、誰もが煽り運転のような危険な運転を行ってしまう可能性があり、決して他人事ではないのです。

アンガーマネジメントの方法

ここからは、誰でも簡単にできるアンガーマネジメントの方法を2つご紹介します。

6秒間待って考える

実は、心理学や脳科学の研究から、人間の「怒り」の感情は、発生してから6秒間しか持続しないことがわかっています。
そのため、運転中に何かイラっとするようなことがあっても、6秒間は運転に集中したり、イラっとした瞬間から6秒のカウントを取るようにすると、その後は「まあいいか」とやり過ごせるようになります。

とはいえ、6秒間をわざわざ数えること自体にイライラする人もいるかもしれません。
そこで、ただ単に6秒間待つのではなく、次にご紹介する方法を行ってみましょう。

深呼吸する

運転中で特に「イライラする時」というのは、「自分が思った通りに行かなかった時」ではないでしょうか。
例えば、自分の前に急に車が割り込んできたときや、何度も赤信号につかまってしまったときなど、スムーズに移動できなかった場合にイライラする人は多いのではないかと思います。
そうした怒りが運転に反映され、荒っぽい運転や危険な運転をしてしまいがちになるので、イライラが運転に出そうなときは一度深呼吸してみましょう。
深呼吸には「リラックス効果」と「ストレス発散効果」がありますので、大きく2度深呼吸することによってイライラそのものを解消しつつ、上述した6秒間をやり過ごせるようになります。

いかがでしたか。
今回は、怒りの感情をコントロールする 「アンガーマネジメント」についてご紹介しました。
怒りの感情のしくみを理解し、適切にコントロールすることで、より安全な運転に近づきます。
ぜひ一度、今回ご紹介したアンガーマネジメントの方法を試してみて下さい。

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