ダンプやトラックの買取業界では、車両の需要の多さが買取金額に直結します。 上述したように、10トンダンプはさまざまな業界で活躍しているため新車や中古車問わず、市場全体で車体の需要が多い車両です。

市場全体で車体の需要が多いということで、中古10トンダンプの販売を行っている企業は、販売したい車両をできるだけ多く調達しておきたいと考えます。

10トンダンプの販売を行っている企業の、車両の調達方法としては「オークションでの落札」や「トラック買取事業を展開し、売却希望者から直接購入する」などがあります。 つまり、世の中で10トンダンプを買い取っているのは、10トンダンプを販売したい企業であり、需要の多さに比例して、買取金額も大きくなっていくのです。

10トンダンプの買取金額の相場は？

10トンダンプの買取金額の相場はいくらくらいなのでしょうか？

実は、10トンダンプに関しては、明確な買取相場というものは存在しません。
それぞれの買取業者が、それぞれの査定基準のもとに車体の金額を決定するため、複数の業者が同じ車体を査定したとしても査定金額が異なる場合があります。

廃車寸前でも10トンダンプならば買取可能

10トンダンプの場合は、廃車寸前でボロボロの状態であっても買取してもらえる可能性があります。

10トンダンプの買取業者は買い取った車両を整備し、正常に運用できるように調整してから販売を行いますが、事故や故障、経年劣化などで廃車寸前の車両の場合は車両1台丸ごとの販売はできません。
その場合には車体を分解し、パーツ単位に分けてそれぞれ販売を行い、利益を得ています。

そのため、再度使用できる部品やパーツなどが残っていれば査定ポイントとなるため、多少査定額に変動はあるものの、問題なく買い取ってもらえることが多いです。

査定前には整備・清掃を

10トンダンプの査定前にボディの洗車、車内の清掃を行うことで査定額アップを図ることができます。これだけでも査定額が10万円以上アップする場合があります。

また、自身でできる範囲の整備・点検を行うことでも、査定額アップにつなげることができます。難しいものではありませんので、少しでも高く売るためにもぜひ実践してみてください。

各種書類の確認

車検証や自賠責保険証明書といった「必要書類」や、架装の「取扱説明書」など付属の各種書類が揃っているかも査定額アップのポイントになります。査定に臨む前に、各種書類がそろっているかどうかチェックを行い、査定額アップにつなげましょう。

純正のパーツをそろえましょう

中古トラック買取市場においては、トラックは購入した時の状態に近ければ近いほど高評価となり、高額査定が見込める傾向にあります。
10トンダンプも同様で、純正のパーツが存在するのであれば、できるだけ購入時と同じような装備に変更しておくことで、高額査定につながります。

査定依頼は中古トラック買取の専門業者に行いましょう

自動車の買取業者には、一般の乗用車の他に、トラックや重機などを専門に取り扱っている買取業者があります。

10トンダンプに限らず、トラックは一般の乗用車をメインにしている買取業者よりも、トラックや重機専門の買取業者の方が高額で買い取ってもらえます。トラックを専門に取り扱っている買取業者は、査定の担当者や整備のための設備、整備士などトラックを買い取ることに特化した環境が整っているため、買い取る車両を適切に評価したり、買い取った車両を整備する環境が整っているからです。このことから、10トンダンプを売却する際は、トラック専門の買取業者に買い取ってもらうことは鉄則といえるでしょう。

複数の買取業者へ査定依頼して比較しましょう

上述したように、中古トラックの買取業者はそれぞれが独自に査定基準を持っています。その結果、同じ車種や年代のトラックを査定しても、買取業者によって異なる買取金額が提示されることがあります。

だからこそ、10トンダンプの売却をする際には1社ではなく、複数のトラック買取業者に査定してもらい、買取業者から提示された査定結果を比較して最も良い条件で買い取ってもらえる業者と交渉することによって、高額買取につながります。

トラックのミカタでは、複数の中古トラック買取業者への査定依頼を無料で代行しております。10トンダンプの売却をお考えの方は、ぜひ一度お試しください。