トラックを売却しようと考えるとき、普通は買取金額に目が行きがちです。
しかし買取業者を選ぶ際には、高額で買い取ってくれるかどうか”だけ”ではなく、さまざまな要素で判断した方が、円滑に売却できるようになります。
トラックの買取会社の中には、売却時に助かる色々なサービスを実施しているところもありますので、今回は、トラックの買取に関わるサービスや押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
手続き代行
トラックの買取業者が行うサービスとして特に一般的なのは、買取に関する手続きの代行サービスです。
代行してもらえる手続きの内容や、手配してもらえる書類の数は買取業者によって違います。
また、完全無料で行ってもらえる場合もあれば、一部有料な場合もあるので、査定の依頼時には「手続きをどこまで代行してもらえるのか」を確認しておきましょう。特に、「名義変更」については、どのタイミングで行ってもらえるのかも含めて、必ず確認しておきましょう。
法律上は、所有者が変わってから15日以内に手続きする義務があるので、15日以内ならいつでも良いのですが、早ければ早いに越したことはありません。
滅多にないケースではあるものの、買取業者による名義変更のタイミングが遅かったために、その車両が買い取られた後で事故や違反などのトラブルを起こし、その責任の一部を(元々の持ち主である)売り主が被るはめになったという事例が存在します。
購入サポート
トラックを売却しようと考えるときには、おおむね2つのパターンがあります。
ひとつは、単純に余分な車両を手放すために売却するパターン、もうひとつは、新しい車両に買い替えるために売却するパターンです。
新しい車両に買い替える際、トラックの購入をサポートしてくれる買取業者も存在します。
売却手続きに合わせて購入手続きの代行をしてくれたり、車両探しをしてくれたりと、買い替えの際に非常に助かるサービスが受けられるので、トラックの買い替えを考えているのであればおすすめです。
塗装消し
業務用で使用するトラックには、自社の社名やロゴマークなどが塗装されていることがあります。
実は、トラックを売却するときには、こうした「車体の塗装」に関するトラブルの事例が何度も報告されています。車体の塗装消しのサービスは、買取業者によっては有料のサービスだったり、サービス非対応なところもあります。
塗装消しのサービスに対応していない買取業者に、塗装が残ったままの車体を売却した結果、その買取業者から他人の手に渡ったトラックが事故や違反などのトラブルを起こしたときに、元々の持ち主である自身に風評被害や賠償責任が飛び火してくる可能性があります。
塗装消しの有無を事前に確認するだけでなく、塗装消しの証明として、処理後の写真を送ってもらうように依頼しましょう。
即日現金払い対応
厳密に言えば「買取金額」に近い判断基準ではありますが、即日現金で買取金額を支払ってくれる点も、買取業者を検討する上で大切な要素です。
トラックを売却したい人の中には、何らかの理由ですぐにまとまった金額が必要なケースもあります。
そんな時に、即日現金払い対応の買取業者に依頼すれば、必要な金額を素早く手に入れられるのでおすすめです。また、即日現金払いの場合は「安心」というメリットもあります。
トラックの売却では、車両情報や外観写真などをもとに、ざっくりとした金額を提示する「概算査定」、査定士が現地で車両の状態を細かくチェックして具体的な金額を提示する「現地査定」があります。
現地査定で決まった金額が、ほぼ買取成約額だと考えて良いのですが、次のように思われる方は少なくありません。
「車を持って帰ってもらった後で、新しい傷や不具合が見つかって減額されたらどうしよう…」
実際、現地査定から車両を引き取ったのちに、「新しい車体トラブルが見つかった」として減額になるケースは、ごくまれにですが存在します。
即日現金払いの場合、現地査定の金額に納得したら、その場で売却手続きに入るので「のちに減額される」ことが無く、安心して売却することができます。
いかがでしたか。
今回は、トラックを売却する際に押さえておきたい、買取金額以外のポイントについてご紹介しました。
トラックの売却となると、つい金額の方ばかりに目を向けがちですが、それ以外にも便利なサービスや注意すべきポイントがたくさんあることが、この記事でお分かりいただけたかと思います。
トラックのミカタは、それらの条件(もちろん金額も)を見比べて、一番良い買取業者を見つけるための「概算査定」の依頼を、お客様の代わりに行うマッチングサイトです。
「トラックを売りたいんだけど、どこの買取業者に頼めば良いのかわからない」という方は、「迷ったらとりあえず相談してみよう」という気軽さで、一度相談してみませんか?