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ナンバープレートの「再封印」の方法とは

トラックのナンバープレートの封印が割れてしまった!割れるどころか無くなっている!というトラブルに見舞われたとき、どうしますか?
そのような時に、すぐに対処できる人はそう多くはないでしょう。
そこで今回は、前回ご紹介したトラックのナンバープレートの封印が、何らかの理由で破損したり紛失したりした場合の対処法として、トラックのナンバープレートを再封印する方法をご紹介していきます。

【前回のおさらい】ナンバープレートの封印とは

さて、再封印についてのお話をする前に、前回のおさらいとして「そもそもナンバープレートの封印とは何なのか」をご紹介します。
封印とは、車体後部のナンバープレートを止めているボルトの、左上にかぶせられているアルミ製のキャップです。

封印にはナンバーを登録した運輸支局を表す漢字一文字が刻印されており、封印があることによってナンバープレートが正式に登録されたものだということが証明されています。
ナンバープレートの封印は、道路運送車両法という法律で義務付けられているため、封印が何らかの理由で破損や紛失するなどといった、「正しい形でボルト部分に組み込まれていない」場合、その車体は法律的には「違反車両」として扱われ、取り締まりを受けた際には罰則や罰金などの対象となります。

だからこそ、ナンバープレートの封印を破損したり紛失したりした場合は、速やかに再封印を行うことでトラブルを未然に回避する必要があります。

封印についての基本的な説明は前回の記事をご覧下さい…ナンバープレートの「封印」とは?

再封印の方法

トラックの封印について軽くおさらいしましたが、ここからはトラックの封印を破損したり紛失してしまった際の、「再封印」の方法についてご紹介します。
再封印を行うには、全国各地にある「運輸支局」または「自動車検査登録事務所」で申請を行い、係員の手で再封印の取り付けをしてもらう必要があります。

この時、申請を行う運輸支局などはどこを活用しても構いませんが、申請の後に受け取ることができる封印の種類は、ナンバープレートを登録してある運輸支局の管轄エリアになります。
ここからは、具体的な流れを追って順にご紹介していきます。

再封印申請書を準備する

まずは、再封印のための申請書を用意します。
申請書は、運輸支局の窓口で受け取ったり、国土交通省のホームページからダウンロードすることで入手することができます。

申請書を入手したら、必要事項を記入していきます。

記入する内容は、申請する運輸支局や自動車検査登録事務所によって多少は異なりますが、おおむね以下の通りです。

運輸支局名:申請先の地域の運輸支局名を記載します。自動車検査登録事務所ではない点に注意しましょう。窓口で書類を受け取る場合、書類の様式によってははじめから記入済みの場合もあります。

申請日:申請を行う日付を記入します。スケジュールが未定の場合は空欄にしておき、申請の当日に受付前のスペースなどで記入するようにすれば間違いはありません。

申請者の住所と氏名または名称:申請を行う人の住所と氏名を記入します。様式によって「申請者」ではなく「所有者」と記載されている場合もありますが、申請する人の名前や住所で問題ありません。

自動車登録番号:ナンバープレートに記載されている文字や数字のことを「自動車登録番号」といいます。もれなく記入しましょう。書き方が不明な場合は、車検証で自動車登録番号を確認することができます。

車台番号:自動車1台1台を識別するために、車体に打刻されている文字列のことを「車台番号」といいます。自動車登録番号と同じく、車台番号も車検証で確認することができますので、車検証の通りに記入すれば良いです。

再封印を受ける理由:読んで字のごとく、なぜ再封印を受けることになったのかを記入していきます。4つの項目に分かれており、すり減ったり割れたりして傷ついているだけの場合は、「キ損」「識別困難」の項目に〇をつけるだけでOKです。封印を無くしてしまったり、そのほかの問題がある場合は、「滅失」と「その他」のどちらかに〇をつけ、詳細な理由を隣の空欄に記入していきます。

これらすべてを記入して、申請当日に忘れないようにクリアファイルなどに入れて準備しておきましょう。

再封印申請書を受付窓口に提出

記入済みの再封印申請書を受付窓口に提出しましょう。
問題が無ければ受付が完了したという「経由印」が押され、次の手続きに進むことができます。

ナンバープレート交付窓口に書類を提出

「経由印が押された再封印申請書」と「車検証」を、ナンバープレート交付窓口に提出します。
提出した書類に問題が無ければ、新しい封印の台座を購入しましょう。台座は50円~200円程度で購入できます。

再封印を受ける

「新しい台座」と「再封印を受けるトラック」を、運輸支局や自動車検査登録事務所の中にある「封印所」と呼ばれる場所に持ち込み、担当の係員に再封印を受けます。

以上で、ナンバープレートの再封印の手続きは完了です。

いかがでしたか?
手続きの流れとしては、書類を記入して管轄の運輸支局や自動車検査登録事務所に持ち込み、封印の台座を購入して取り付けてもらう、という非常にシンプルな流れです。
いま運転しているトラックの封印の状態を確認して、万が一傷が入っていたり無くなったりしている場合は、できるだけ速やかに再封印を受けるようにしましょう。

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