ミキサー車は、荷台部分に回転可能な円筒状のミキシングドラムを架装しており、走行中でもゆっくりと回り続けるため、生コン工場やバッチャープラントなどの製造工場で作られたコンクリートを撹拌しながら、固めることなく現場へ運搬することができます。そのため、土木・建築業界では「生コン車」や「トラックミキサー」、「移動ミキサー」などと呼ばれることもあります。

10トンクラスのもので3立米（㎥・リューベ）を一回で運搬することができ、ドラム後方のシュートにより排出を行いますが、道路が狭くミキサー車が入れない現場や高所での生コン打ちを行う場合等は、コンクリートポンプ車を用いて生コンを排出します。

中古ミキサー車は海外で人気

日本製ミキサー車は耐久性や燃費性、性能の高さから海外で高く評価されています。また、ミキサー車は新車購入価格が非常に高額なため、海外では低年式や過走行などで価格が下がっている中古ミキサー車のほうが、新車のミキサー車よりも高い需要があります。特に、建築が盛んな新興国や発展途上国では、性能・品質の良い日本製の中古ミキサー車を必要としており、その需要の高さから多くの中古ミキサー車が高値で取引されています。

事故車や故障車でも専門業者なら買取可能

事故車や故障車など廃車寸前の中古ミキサー車であっても、トラック専門の買取業者に依頼すれば、買い取ってもらえる場合がほとんどです。
その理由は、トラック専門の買取業者であれば専門的な知識と技術によって、自社整備工場で再販できる状態まで復元することが可能だからです。

また、トラックはパーツ単位での販売もできるため、解体して使用できるエンジンやパーツをリビルトエンジン・パーツ（リサイクル）として再販して、利益を得る買取業者も多く存在します。
そのため、トラック専門の買取業者であれば、事故車や故障車など状態にかかわらず買い取ることができるのです。

「第一印象」は査定の重要なポイント

中古ミキサー車を少しでも高く売るためには、査定前に洗車・清掃を行い、車内や外観、ドラム内、エンジンルームなどの「見た目」をキレイにしておくことが大切です。

なぜなら、査定士に与える「第一印象」は査定額に大きく影響するからです。年式が新しいものでも車体や車内が汚れていては、査定額が低くなる場合もあります。逆に、年式が古いのものでも整備・清掃がきちんと行われていれば、査定額が高くなることも充分にあります。

埃をかぶったままの状態や、コンクリートが付着したままの状態で査定を受けるよりも、キレイな状態にしておくほうが査定士に良い印象を与えます。少しでも高く売りたいと考えるのであれば、査定前にできる限りの整備・清掃を行っておきましょう。

査定の前に必要書類のチェック

査定を受ける前に必要書類が揃っているかをチェックしましょう。

なかでも重要なのは、ミキサー車の取扱説明書、後付け装備がある場合はその取扱説明書、車検の内容が記載されている点検整備記録簿などです。

また、メーカー保証期間が残っているのであればメーカー保証書も揃えておくことでプラス査定になります。

基本的にミキサー車購入時に付属していた書類関係は、できる限り揃えておくようにしましょう。

複数の査定額を比較して、高額売却へ

現在、トラック専門の買取業者は数多く存在します。同じトラック専門の買取業者であっても、販売ネットワークや買取強化車種、高額買取キャンペーンなど、それぞれ独自の強みを持っており、依頼する買取業者によっては10万円以上査定額に違いが出る場合もあります。

ミキサー車を最も高額で買い取ってくれる買取業者を探すことで、ミキサー車の高額売却につながるので、複数の買取業者の査定額を比較することが重要なポイントになります。

複数の買取業者に査定を依頼することで、各買取業者の査定額を比較でき、最も高い価格を掲示する買取業者を選べるようになるからです。複数の買取業者に査定を依頼し、比較することで、予想していた価格より高く売れたというケースも少なくありません。

トラックのミカタでは、複数の中古トラック買取の専門業者への査定依頼を無料で代行しております。ミキサー車の売却をお考えの方は、ぜひ一度お試しください。