買取のタネ

重ダンプトラックを高額売却するコツとは

みんな大好きダンプカー。
主に土木や建設の現場などで活躍しており、さまざまなものを運搬しています。
中でも専用の車体を持つ大型のダンプカーのことを「重ダンプトラック」と言い、一般のトラックの荷台をダンプするように架装したものとは区別されています。
今回は、この重ダンプトラックについてご紹介します。(以降この記事では、重ダンプトラックのことを「重ダンプ」という呼び方で統一してご紹介します。)

荷台の最大積載量が11トンを超えるものが重ダンプトラックと言われていますが、実際には20トン~300トンもの最大積載量を誇る車体もあり、 車両重量自体も非常に重たくなっている車両です。
この、重量の関係から公道を走ることができず、基本的には土木や鉱山、ダムなどの工事現場において大量の土砂などの運搬で活躍しています。
また、公道を走れないことは、「本来公道を走るためには必須な車検を行う必要がない」というメリットと考えることもできます。

ちなみに、重ダンプは一般の公道を走ることがないため、運転免許を必要としない車両です。
さらに、前輪操舵で2軸4輪のものであれば法的な定めは一切なく、実際には重ダンプを活用する事業者の規定に沿って、一定以上の運転経験を持っている人やメーカーの取扱説明講習を受けた人などが運転しています。
一口に重ダンプと言っても実際はいくつかの種類があり、中には3軸6輪以上を持つスキッドステア式やアーティキュレート式、足回りがキャタピラになっているクローラ式などがあります。
これら2軸4輪ではない重ダンプは「労働安全衛生規則」の「不整地運搬車」に該当するので、 運転するためには「不整地運搬車運転技能講習」という講習を修了する必要があります。

さて、重ダンプの車両価格は新品で購入する場合、1億を超えることも少なくなく、決して安い買い物ではありません。
そのため、手持ちの重ダンプを売却するのであれば、できるだけ良い条件で手放せるようにしたいところです。
そこでここからは、重ダンプの高額売却につながるいくつかのポイントをご紹介します。

買取業者を探しましょう

実は、重ダンプは買取業者によって買取金額が大きく変わる車両のひとつだと言われています。
基本的にはトラックや重機などの商用車を専門にした買取業者に査定を依頼することになると思われますが、重ダンプの場合車両を公道で移動させることができないので、買取の際に一度分解した上で大型の輸送車両に載せて運搬、その後販売するために組み立て直すという工程を踏む必要があります。
そのため、自社に重ダンプのような重量がある車両を輸送できる大型の輸送車両を持ち、分解や組み立て、保管などを行うことができる規模の大きな整備工場がある買取業者に依頼することで、それらのコストを抑えることができます。

自社にそうした設備や技術がない買取業者の場合、 それらの作業は外注するか多少コストをかけて対応しなければならないため、別途手数料が必要な可能性が高く、状況にもよりますが手数料だけで数万円から数十万円かかってしまう場合もあります。
そのため、買取業者を選ぶ際に手数料が発生するかどうか、発生する場合は金額がいくらぐらいになるかという見積もりを、車体の査定と一緒にとっておくことをおすすめします。

中には、輸送車両やスタッフ、設備などが充実していて、全ての手数料が無料な買い取り業者も存在しますので、買取業者を探し出すことは重ダンプを高額で売却するためには非常に重要なポイントだと言えます。

車体を最適な状態に整備しましょう

重ダンプはダムや土木工事の現場、採石場など、基本的に荒れた場所での作業を行うことが多い車両です。
車体はもちろん頑丈に作られていますが、活躍する場所から比較的痛みやすい車両である、と言えます。

重ダンプは重量が重たい車両なので、万が一車体にトラブルがあった場合、起こりうる問題の規模が大きくなる可能性が非常に高いです。
そのため、常に車体を万全の状態にしておき、万が一にもトラブルや事故につながらないように対策をしておくことが重要です。

重ダンプの整備で特にポイントとなるのはタイヤの空気圧です。
重ダンプのタイヤは一般の乗用車どころか大型トラックなどと比べても非常に大きく、このタイヤの空気圧が小さくなっていると、 滑りやすくなってしまったりタイヤバーストが起こる可能性が高くなります。
特に、タイヤバーストが起きてしまうと車体のバランスが崩れてしまう恐れがある他、周囲で作業をしている人たちに対しても大きな危険となります。
そのためタイヤの空気圧は常に確認し、適正な空気圧が維持できるように対応しなくてはなりません。

また、タイヤのみならずダンプアップをする制御部分などの整備が行き届いていなかった場合、故障につながったり、作業効率が落ちることにつながります。
そのため、必要な場所に適宜整備清掃を行い、常に最適な状態で運用できるようにしておくと良いでしょう。

そして、こうした整備清掃を行っておくことは買取査定の評価にも影響します。
整備清掃がきちんと行き届いていなかった場合、車体の消耗が激しくなり買取査定時の評価も低くなってしまいます。

重ダンプを含めた重機の買い取りの場合、査定の評価に大きな影響を与えるのが車体の状態です。
特定の目的がある車体のため、その目的をスムーズに問題なく実行できる状態かどうかは、特に注目されます。
重ダンプで言うと、荒れた道でも問題なく走行できるかどうかと、最大積載量に見合った重量のものを荷台に乗せた時に、問題なく積み上げと積み下ろしができるかどうかが特に見られます。
こうした、買取業者がチェックするであろうポイントは、売却前に徹底して整備清掃を行うことで、高額買取につながります。

いかがでしたでしょうか。
今回は重ダンプトラックについてご紹介しました。
重ダンプはその巨大な車体と限定された用途から、売却の際にも多少工夫が必要な車両だと言えます。
高額売却につながるポイントを押さえておき、理想的な形で手放せるようにしましょう。

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