買取のタネ

ウイング車は売れる?高額買取への道

ウイング車とは?

ウイング車とは、アルミバンタイプの車両の1つで、箱型の荷台の側面が開くタイプのトラックです。
その荷台部分の見た目が、鳥の羽のように見えることから「ウイング車」という名前がつきました。
他にも「ガルウイング車」「側面開閉車」とも呼ばれています。

バンタイプの車両は、後ろ側が開くタイプの車両が主流ですが、後ろ側が開くタイプの場合、荷物を1度に効率よく運ぶには、荷台入り口から奥まで積み込んでいく必要がありました。このタイプの車体だと、荷台に荷物を入れるとき、取り出すときのどちらにも、非常に手間がかかってしまい効率が悪くなります。
そこで、荷物の積み下ろしの際の作業効率向上のために、開口が広く奥行きの小さい側面から荷物を積み込むことができるウイング車が採用されています。

ちなみに、後ろ側が開くタイプでもそこまで手間が大きくならない小型の車体よりも、荷物の出し入れの手間が増えやすい中型、それも5トン車以上のトラックがウイングタイプの荷台構造になっているものが多いです。
平ボディのような積み上げ、積み降ろしのしやすさを持ち、アルミバンのように風雨から荷物を守れるといった、2種類のボディの長所を合わせたかのような機能を持つのがウイング車だといえます。
ただ、ウイング車は油圧や電動で開閉を制御しています。
そのため、後ろ開きのアルミバンなどと比べて制御装置の重量分だけ積載量が多少低下している、という特徴があります。

ウイング車は売れる?

ここからは、ウイング車の買取についてご紹介していきたいと思います。

上述のように、ウイング車は中型以上の車体が多く、市場でも中型以上の車体の需要が高いです。しかし中型以上のウイング車を新車で購入しようとすると、かなり高額な買い物になります。
そこで、多少使用されていたとしても、「安価で」「すぐに」購入できる中古のウイング車の購入を検討する人が少なくありません。
中古のウイング車の需要が高くなっているということは、突き詰めると「中古のウイング車を販売したい」と考えている販売業者が多いと考えられます。

中古のトラックや、ダンプなどの重機を販売している業者の仕入れの1つとして、「中古車両の買取」があります。
中古車両を買い取ることによって、中古車両の販売業者は需要の高いウイング車を入手し、修理や整備をしたうえで販売しています。
つまり、中古のウイング車はトラックや重機の買取業者に売ることができるのです。

ウイング車を高額売却するために必要なもの

ウイング車を売却できることはご紹介しましたが、せっかく売却するのであれば高額で売りたいですよね。
ここからは、ウイング車を高額で売却するためのポイントをいくつかご紹介します。

整備をしっかりしよう!

「そんな当たり前のこと?」と思われるかもしれませんが、実は整備をしっかりしているかどうかが、査定金額に大きく反映します。
ウイング車に限らず、トラックや重機などの商用車は一般的な乗用車と異なり、査定の際のチェックポイントが非常に細かく設定されています。そのため、整備や清掃などをきちんと行っておくことで、査定の結果を良い方向に導くことができるのです。

例えば、 多少年式が古く走行距離が長いものであっても、きちんと整備や清掃が行われている車両であれば、 同じ車種の高年式なものや走行距離の短い車両と変わらない値段で買い取ってくれるところもあります。
特にウイング車の場合、車体の走行部分のみならず、開閉部分やその制御装置、ものによってはエアサスペンションなどが導入されている車体もあるでしょうから、それぞれのパーツを細かく査定でチェックされることと思います。
それぞれのパーツの、どこを重点的に見るかは買取業者によって異なりますが、可能な限り整備や清掃はくまなく行っておいた方が良いでしょう。

車体状況は購入時になるべく近づけよう

トラックを運転していると、電飾やカーナビ、エアロパーツなど、追加のオプションパーツを装備することがありますが、できれば純正のパーツに戻しておきたいところです。
これは、トラックや重機の買取の業界では「車体は購入時の状態が理想で、これに近い状態であるほどよい」という考え方によるものです。

そのため、購入後に追加したオプションパーツで、メーカー純正ものでないものが付いている場合は要注意です。
オプションパーツも査定の評価に加わりますが、オプションパーツを追加する時に外した純正のパーツがない場合、減額となってしまうケースがあります。

オプションパーツを追加する場合は、純正のパーツを保管しておき、売却時には純正パーツを全て揃えておくようにしましょう。
理想はパーツを元の状態に戻すことですが、難しければ外したパーツを車体とともに買取業者に持って行けば問題ないことが多いようです。

いかがでしたでしょうか。
今回は、大小さまざまな大きさで、あらゆる場面で活躍しているウイング車についてご紹介しました。
特徴や需要とともに、買取についての情報も、今後の参考になればと思います。

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